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結局のところ、金持ちは幸せ?

man face with money

お金があればあるほど幸せになれる可能性のあることを示唆する研究結果が報告された。この研究を実施した、米ペンシルベニア大学ウォートン校のMatthew Killingsworth氏は、「お金があればあるほど、自分の人生をコントロールできているという感覚が強まる」と説明し、コントロール感がウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良好な状態のこと)の向上に寄与しているとの見方を示している。研究結果は、「Proceedings of the National Academy of Sciences」1月26日号に掲載された。

今回明らかになった研究結果は、米国の就業者3万3,391人から得られたリアルタイムのウェルビーイングに関する172万5,994件の報告内容に基づいたもの。研究参加者は18〜65歳(年齢中央値は33歳)で、37%が既婚者、36%が男性だった。平均年収は約8万5,000ドル(約880万円)で、約1%が年収50万ドル(約5200万円)以上だった。

研究参加者にはランダムな時間に、Killingsworth氏が作成した携帯電話のアプリで、「今、どんな気持ちですか?」や「全体的に見て自分の人生に対してどの程度満足していますか?」という質問に対する回答を求め、ウェルビーイングを評価した。また、自分にとってお金がどの程度重要か、お金を成功に結び付けて捉えているか、自分の人生をコントロールしている感覚があるかといったことのほか、楽観的か、経済的に不安定か、時間に追われているか、などについても質問した。

これまでの研究では、年収が7万5,000ドル(約780万円)を超えると、日々の生活のウェルビーイングはプラトーに達し、それ以上は向上しないことが示唆されていた。しかし、今回の研究では、こうした過去の研究とは異なる結果が示された。すなわち、収入が多ければ多いほど日々のウェルビーイングが高く、自分の人生に対する満足度も高いことが明らかになったのだ。また、収入が多いほど、自信や気分の良さなどのポジティブな感情をより強く感じ、退屈な気持ちや気分の悪さなどのネガティブな感情はより弱く感じていることが示された。このほか、収入とウェルビーイングの関連の74%をコントロール感によって、38%を経済的不安定によって説明できることも判明した。

Killingsworth氏は、「この研究により、年収が7万5,000ドルをはるかに超えていても、ウェルビーイングが増すことを裏付けるエビデンスが得られた」と言う。そして、このような結果には、「お金がたくさんあれば、自分の時間をどのように過ごすか、自分の人生をどのようなものにしていくかを選ぶことができる」ことが関係している可能性を示唆している。

では、経済的に不利な状況に置かれている人は、不幸せな運命を辿るしかないのだろうか? この点についてKillingsworth氏は、「そうとは限らない」と断言する。そして、「コントロール感を得る方法は、お金を持つこと以外にもある。また、幸せとは、どれくらいお金があるかに影響されないものであり、お金は自分にとってそれほど重要ではないと考える人もいる」と話している。

一方、今回の報告を受けて、米ジョージ・メイソン大学のJames Maddux 氏は、「この数十年の間に、個人単位、あるいは国単位での財産とウェルビーイングとの関係をテーマにした数々の研究が進められてきた。そこから明らかになったのは、その関係は複雑だということだ。今回の研究も、改めてそのことを示したものだといえる」と説明している。(HealthDay News 2021年1月21日)

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