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亜鉛とビタミンCはCOVID-19の症状改善に効果なし

亜鉛とビタミンCはCOVID-19の症状改善に効果なし

免疫力を高めるとの定評があるアスコルビン酸(ビタミンC)と亜鉛だが、これらのサプリメント(サプリ)を摂取しても新型コロナウイルス感染症(COVID-19)からの回復には役立たないとする研究結果が報告された。どちらか一方、または両方の組み合わせを患者に投与しても、COVID-19の症状の持続期間や重症度が大幅に減少することはなかったという。米クリーブランドクリニックHeart, Vascular & Thoracic InstituteのMilind Desai氏らによるこの研究の詳細は、「JAMA Open Network」に2月12日掲載された。

亜鉛は免疫機能に重要なだけでなく、体内に侵入した細菌やウイルスなどから体を守るのに欠かせない抗体や白血球の産生に関わることが知られている。一方、抗酸化物質であるビタミンCには、細胞が受けるダメージを軽減し、免疫機能を強化させる作用がある。COVID-19パンデミックの発生以来、ビタミンをはじめとするさまざまなサプリが感染予防や治療に果たす役割について検討されてきた。しかし、これまでに得られた科学的エビデンスは限定的である。

そこでDesai氏らは、新型コロナウイルス感染が確認された成人患者214人を対象に、亜鉛とビタミンCがCOVID-19の症状の持続期間や重症度に及ぼす影響を検討した。対象者は、グルコン酸亜鉛(50mg)、ビタミンC(8,000mg)、または亜鉛とビタミンCの両方を10日間投与する群と、通常のケアを行う群のいずれかに等しい割合でランダムに割り付けられた。研究期間は2020年4月から10月で、対象者の平均年齢は45.2歳、132人(61.7%)が女性だった。

その結果、主要評価項目である症状(発熱、咳、息切れ、倦怠感)の50%緩和にかかる平均日数について、4群間に有意差は認められず、この試験は中止された。症状の50%緩和にかかった平均日数(標準偏差)は、通常ケア群で6.7(4.4)日であったのに対して、ビタミンC投与群で5.5(3.7)日、グルコン酸亜鉛投与群では5.9(4.9)日、両剤投与群では5.5(3.4)日であった。

Desai氏は、「この試験の開始時に、新型コロナウイルス感染予防または感染後の治療のためのサプリ補給療法を支持する研究はなかった。世界中でパンデミックが発生し、感染者と死亡者が数百万人規模に及ぶのを見て、医学界と消費者は、慌てて感染予防や症状緩和に役立つと思われるサプリを試し始めた。その状況にようやく研究が追いつきつつある」と述べている。そして、「この研究により、ビタミンCと亜鉛の摂取は、治療としては標準治療よりも効果がないことが証明された。しかし、他のサプリを使った治療法についての研究は続行中だ」と付け加えている。

なお、この試験の対象者は入院が必要ではなく、外来ベースで病状を管理されていた。研究論文の筆頭著者である、同研究所のSuma Thomas氏は、「全てのCOVID-19患者に入院が必要なわけではない。重症化した入院患者と比べて、入院を必要としない患者は、有用なサプリを探している可能性が高い。その点に鑑みると、今回の対象者は調査すべき重要な集団だったと言える」と話している。(HealthDay News 2021年2月15日)

https://consumer.healthday.com/2-15-zinc-vitamin-c...

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