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妊婦の健康状態が生まれた子の成長後の健康と関連

妊婦の健康状態が生まれた子の成長後の健康と関連

妊娠中の女性の健康状態から、その子どもが成長した後の健康状態を予測できることが、新たな研究で明らかになった。妊婦の体重、血圧、コレステロール値、血糖値が正常でない場合、生まれた子どもが10歳以上に成長してから、同じような心血管疾患リスク因子を抱える可能性が高いという。

この研究は、米ノースウエスタン大学フェインバーグ医学部のAmanda Perak氏らが行ったもので、詳細は、「Journal of the American Medical Association(JAMA)」に2月16日掲載された。同氏はこのような関連の背後にある機序として、「遺伝的な理由と生活習慣の双方がかかわっていると考えられる。しかし理由が何であれ、この知見は心血管疾患リスク因子が、出生前から形成される可能性を示す新たなエビテンスだ」と述べている。

Perak氏らは、妊娠中の高血糖に関する調査研究である「Hyperglycemia and Adverse Pregnancy Outcome Study (HAPO研究)」の追跡調査を実施。米国や英国、カナダ、中国、タイなど9カ国、2,302人(HAPO参加者の48%)の母親と、10~14歳に成長したその子どもを解析対象とした。母親の年齢は妊娠中の調査時点で平均29.6±2.7歳、子どもは11.3±1.1歳だった。

母親と子どもの健康状態は、心血管健康指数〔cardiovascular health(CVH)スコア〕を利用し、BMI、血圧、総コレステロール、血糖値、および喫煙について、0点(不良)~2点(最良)にスコア化し評価した。母親の妊娠中のCVHスコアは、10点満点中8.6±1.4だった。全妊婦の約3人に1人(32.8%)は、すべての評価項目が最良と判定された。その一方で不良が2項目以上該当する妊婦が6.0%存在した。

10~14歳に成長した子どものCVHスコアと、母親の妊娠中のCVHスコアとの関連を検討すると、両者に有意な相関があることが明らかになった。具体的には、すべての評価項目が最良と判定された妊婦の子どもに比較し、2項目以上が不良に該当した妊婦の子どもは、母親同様に2項目以上不良に該当する確率が約8倍高かった(相対リスク7.82、95%信頼区間4.12~14.85)。

この結果について、本研究には関与していない米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のNisha Parikh氏は、「妊娠中の母親の健康は、次の世代に影響を与える可能性がある」と語っている。しかし、「たとえ妊娠中の女性の心血管健康状態が最良でない場合でも、健康的な食事と運動を心がけることで子どもへの影響を抑制することが可能」だという。そして、「タバコを吸わずに、血圧とコレステロール、血糖値が正常域に保たれ、健康的な体重を維持した状態で妊娠することが理想だ」とアドバイスしている。

一方、この研究報告の付随論説を執筆した米コロラド小児病院のStephen Daniels氏は、「かつて、子どもは心血管疾患に関して"白紙"の状態で生まれると考えられていた。しかし近年では、子宮内環境により、出生時点でリスクに差が存在することが明らかになってきた」と解説。その上で、「だからといって母親を責めるべきではなく、女性ができる限り健康な状態で妊娠できるように支援すべきだ」と同氏は主張している。(HealthDay News 2021年2月17日)

https://consumer.healthday.com/2-16-moms-heart-hea...

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