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減塩するほど血圧が低下する、AHAニュース

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Yuliya Papkova, iStock/GettyImages

高血圧の人が塩分摂取量を減らすと血圧が下がることはよく知られているが、このような減塩の効果は、血圧が正常域にある人を含めて、全ての人に長期的なメリットをもたらす可能性のあることが、新たな研究で明らかにされた。モデナ・レッジョ・エミリア大学(イタリア)のMarco Vinceti氏らの研究によるもので、詳細は「Circulation」に2月15日掲載された。

塩分摂取量と血圧の関連については、既に豊富なエビデンスの裏付けがある。しかし、塩分摂取量がそれほど多くはないレベルでも、減塩が血圧低下につながるかどうかは十分には明らかになっていない。Vinceti氏らは、文献検索に基づくメタ解析により、減塩による血圧低下の用量反応性を分析した。

追跡期間が4週間から最長3年で、塩分摂取量がさまざまなレベルに分布する計85件の研究を抽出。それらを対象とする統計解析の結果、塩分摂取量の低下に伴い、収縮期血圧(測定値の最も高い数値)と拡張期血圧(最も低い数値)の双方が低下することが分かった。この傾向は、習慣的な塩分摂取量の高低にかかわらず認められ、血圧低下の効果が頭打ちになる塩分摂取量の下限値は見いだせなかった。

塩分摂取量が多過ぎると血液に水分が引き付けられて、血管内を流れる血液量が増え、血圧が高くなる。そのような血管にストレスが加わった状態が長く続いていると、血管は硬直して十分な血流を維持することが難しくなる。その結果、心臓発作や脳卒中のリスク上昇につながる。

健康的な血圧を維持し、心血管疾患のリスクを低下させるための理想的な塩分摂取量については、長年議論されてきた。もちろん、体の機能を維持するために、若干の塩分(ナトリウムとして500mg/日未満)は必要である。しかし、米国人の平均ナトリウム摂取量は約3,400mg/日(食塩換算8.6g)であり、大多数の人が前記の値をはるかに超えて摂取している。現在、米連邦政府の食事ガイドラインでは、高血圧と心血管疾患の予防のために、ナトリウムの摂取量を2,300mg/日以下にすることを推奨しており、さらに米国心臓協会(AHA)は、より低い1,500mg/日とすることを提唱している。

今回の論文の上席著者であるVinceti氏は、「本研究の結果はAHAの提唱を支持するものだ。塩分摂取量は少なければ少ないほど良く、ナトリウム1,500mg/日未満のレベルからの減塩でも血圧が低下する」と述べている。また同氏は、「今回の研究は、結果として塩分摂取量と血圧の関連のみを調べ、塩分過多による血圧以外への影響は調査されなかった。しかしコントロールされていない高血圧は、心臓病、脳卒中、認知症などの最大の危険因子であり、評価すべき最も重要なポイントだ」としている。

一方、この研究には関与していない、米ミシガン大学のJ. Brian Byrd氏は、「減塩だけでなく、健康的な食生活を送ることが、心血管疾患予防効果の源泉である可能性がある」と指摘。「食べ物の塩分量を減らすことだけが健康に資すると考えるのは間違いで、減塩に加え、食事をより健康的なものに変えていくことで、さらなる効果の上乗せを期待できる」とアドバイスしている。(American Heart Association News 2021年2月15日)

https://consumer.healthday.com/aha-news-lower-your...

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