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食生活、腸内細菌叢、疾患リスクの一連の関係が明らかに

食生活、腸内細菌叢、疾患リスクの一連の関係が明らかに

食生活と腸内細菌叢の構成パターン、および疾患リスクの一連の関連が、米マサチューセッツ総合病院のAndrew Chan氏らによって報告された。植物性食品ベースの健康的な食生活が、腸内細菌叢を健康的にして、肥満や2型糖尿病、心臓病などのリスクを低下させる可能性も示された。研究の詳細は、「Nature Medicine」に1月11日掲載された。

腸内細菌叢の構成パターンは食事の影響を受けて変化し、かつ、宿主の代謝に影響を与えることに関しては、既に多くの知見がある。ただし、その相互関係は複雑であり、人それぞれ異なると考えられている。Chan氏らは、米国と英国で実施された、栄養組成の違いによる健康への影響の調査研究「PREDICT(Personalised Responses to Dietary Composition Trial)1 study」の参加者1,098人を対象に、腸内細菌叢のメタゲノムシーケンス解析を施行。また食生活や血液検査値などのデータを収集し、それらの関連を検討した。

その結果、腸内細菌叢の構成パターンと特定の栄養素、食品、食品グループ、および一般的な食事指標との間に、多くの重要な関連性が見いだされた。また、肥満、空腹時および食後の血糖値、血清脂質、炎症などの疾患マーカーとの関連も認められた。さらに、植物性食品主体の食生活は、健康的な腸内細菌叢の構成パターン、および、疾患マーカーから判定される良好な健康状態と関連することが示された。これらの腸内細菌叢と疾患マーカーとの関連は、遺伝学的因子などの他の疾患リスク因子よりも、相関が強い傾向も認められた。

Chan氏は、「人々の食生活は多様であり、また時間とともに大きく変化することがあるため、腸内細菌叢と摂取している食品、疾患との相互関係の研究には多くの変数が必要になる」と、研究の困難さを解説。その上で、「この研究によって、腸内の特定の細菌と、特定の食品、およびいくつかの疾患のリスクとの間に、明確な関連のあることが示された」と述べている。そして「この情報に基づいて、食生活を変更することで腸内細菌叢を最適化し、人々が深刻な健康問題を回避できるようにしたい」と、今後の抱負を語っている。

この研究の共同主宰者の一人の英キングス・カレッジ・ロンドン(KCL)のTim Spector氏は、食生活と腸内細菌叢の関連を、「人が食事をするという行為は、体に栄養を与えるだけでなく、腸内に生息する何兆もの細菌にも同時に栄養を与えるということ」と表現している。またもう一人の研究主宰者であるトレント大学(イタリア)のNicola Segata氏は、「分析の結果、'良い'細菌と'悪い'細菌との間に明確な相違が浮かび上がったことに驚いた。まだほとんど知られておらず、名称も定まっていない細菌を観察することは興味深い」と述べている。(HealthDay News 2021年1月11日)

https://consumer.healthday.com/b-1-11-plant-based-...

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