See What HealthDay Can Do For You
Contact Us

小児は新型コロナを家族にうつしやすい

小児は新型コロナを家族にうつしやすい

小児は新型コロナウイルスに感染しにくいが、感染した際には、60歳以上の大人と比べて、他の家族を感染させる確率が60%近く高いとする研究結果が報告された。米フロリダ大学Emerging Pathogens InstituteのYang Yang氏らによるこの研究の詳細は、「The Lancet Infectious Diseases」に1月18日掲載された。

この研究は、中国の武漢で2019年12月2日から2020年4月18日までの間に確認された、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が家族にいる2万7,101世帯を対象にしたもの。これらの世帯には、第一次症例が2万9,578人、家庭内濃厚接触者が5万7,581人含まれていた。

新型コロナウイルスの平均潜伏期間を5日、感染可能期間を22日として解析した結果、家庭内での二次発症率は15.6%と推算された。感染リスクが最も高いのは60歳以上の人であり、逆に最も低いのは2〜5歳の小児であった。また、1歳未満の乳児は2〜5歳の小児に比べて、新型コロナウイルスへの感染リスクが有意に高いことも判明した。この点について研究チームは、1歳未満の乳児は、免疫系が未発達なことに加えて、大人との接触が密であることが原因である可能性を指摘している。

また、20歳未満の若年者は、60歳以上の人に比べて、他の人を感染させる確率が60%近く高かった。そのほか、無症状の人は症状がある人に比べて、他の人にウイルスを感染させる可能性が80%ほど低いこと、さらに、症状のある人は、発症後よりも発症前の方が他人にウイルスを感染させる可能性が40%程度高いことなども判明した。

過去の研究では、新型コロナウイルスに感染した小児では、感染した大人と同程度の量のウイルスを排出することが明らかにされている。そのため、この研究で示された小児の高い感染性は、身の回りの世話をする大人との接触の多さが原因であると研究チームは考えている。

Yang氏はまた、「学校再開を検討する際には、小児が新型コロナウイルスを他の人にうつす可能性や、学校生活の中で取るべき感染予防対策について考慮する必要がある」と述べている。

ただし、研究対象者の感染小児では、成人に比べて隔離措置が早くとられた。そのため、今回の研究で示されたCOVID-19の家庭内感染における小児の全体的な寄与についての結果は限定的なものだとしている。

この研究論文の共著者で、米フロリダ大学生物統計学教授のIra Longini氏は、「近い将来、乳児用の新型コロナウイルスワクチンが開発される可能性は低い。それゆえ、乳児の世話をする大人を感染から守ることが必要だ」と指摘。「特に、乳児における新型コロナウイルス感染の長期的な影響はよく分かっていない。乳児を間接的に保護する意味でも、まずは乳児の世話をする大人に対するワクチン接種を優先的に進めるべきではないだろうか」と話している。

一方、Yang氏は、「家族にCOVID-19の症状が現れている人がいるなら、特にその人と密接に接触する必要がある場合には、必ずマスクを着用し、手指の衛生を保ち、表面を清浄すること。そして、無症候であっても、可能なら新型コロナウイルスの検査を受けるべきだ」と呼び掛けている。(HealthDay News 2021年1月21日)

https://consumer.healthday.com/b-1-21-kids-60-more...

Consumer Japanese

HealthDay

HealthDay is the world’s largest syndicator of health news and content, and providers of custom health/medical content.

Consumer Health News

A health news feed, reviewing the latest and most topical health stories.

Professional News

A news feed for Health Care Professionals (HCPs), reviewing latest medical research and approvals.