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タッチスクリーンは幼児の集中力の発達に悪影響?

screen time

スマートフォンやタブレットなどのタッチスクリーンの使用が、幼児の集中力の発達に影響を及ぼす可能性があるとする研究結果を、英ロンドン大学バークベック校脳・認知発達研究センターのTim Smith氏らが報告した。毎日のスクリーンタイムが長い幼児は、スクリーンタイムが短い幼児やタッチスクリーンを全く使わない幼児に比べて、注意散漫である可能性が示されたという。研究の詳細は、「Scientific Reports」に1月26日掲載された。

近年、乳幼児のタッチスクリーンの使用が急増している。Smith氏は、「生後数年間は、自分で集中力をコントロールして気を散らすものを無視することを学ぶための非常に重要な期間だ。人生の初期段階で培うこのスキルが、後の学業成績にとって重要であることが明らかになっている」と話す。こうした中、幼児が集中力を養う大切な時期にタッチスクリーンを使うことで、悪影響がもたらされるのではないかと懸念する声は高まる一方である。しかし、この懸念を実証的に裏付けるエビデンスは報告されていない。

そこでSmith氏らは、2015年10月〜2016年3月にかけて、スクリーンタイムが異なる生後12カ月の乳児を対象に、2.5年にわたって追跡し、タッチスクリーンの使用と集中力との関連の解明を試みた。対象者には、生後12、18カ月時、および3.5歳時に、コンピューターを使った課題を行わせ、集中力を評価した。課題は、スクリーン上のさまざまな場所に現れたオブジェクトに、幼児がどれだけ速く注目するかと、どれだけ巧みにその物体を無視できるかを測定するものだった。タッチスクリーンの使用頻度に関しては、12カ月時では1日10分以上、18カ月時と3.5歳時では1日15分以上使用していた場合を「タッチスクリーンをよく使用する」と定義した。解析には、試験開始時から追跡期間の間にタッチスクリーンの使用頻度が変わらなかった幼児40人(よく使う幼児26人、あまり使わない幼児14人)が組み入れられた。

解析の結果、タッチスクリーンをよく使う幼児では、あまり使わない幼児に比べて、スクリーン上に現れたオブジェクトにより速く目を向け、また、気を散らすオブジェクトを無視できないことが明らかになった。

このように、タッチスクリーンの使用頻度が高いと集中力が途切れやすいという結果が出たものの、この研究論文の筆頭著者である、同大学のAna Maria Portugal氏は、「現段階では、タッチスクリーンの使用が集中力の違いを引き起こしたと結論付けることはできない」としている。その理由として同氏は、気が散りやすい幼児は、そうでない幼児よりも、スクリーン上に現れたオブジェクトに対する興味が強いだけである可能性を指摘する。

一方、論文の共著者で、英バース大学のRachael Bedford氏は、「次に検討するべきことは、スクリーン上の気を散らすオブジェクトへの注目度が高まることが、現実世界での集中力とどう関連しているかだ」と、今後の研究課題についてコメント。「具体的に言うと、同時に複数の仕事をこなすことが必要になる、より複雑な環境への幼児の適応を示す兆候なのか、それとも、集中力を要する課題の遂行が困難であることを示しているのかを明らかにすることだ」と付け加えている。(HealthDay News 2021年1月28日)

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