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特定のがん患者で新型コロナウイルス感染リスクが上昇

特定のがん患者で新型コロナウイルス感染リスクが上昇

がん患者では、がんに罹患していない人よりも新型コロナウイルス感染リスクが高く、特に血液がん患者、がんの新規診断患者および米国黒人のがん患者で高リスクであることが、米ケースウェスタンリザーブ大学のQuanQiu Wang氏らの後ろ向き症例対照研究で明らかになった。詳細は、「JAMA Oncology」2月号に掲載された。

著者らは、白血病および非ホジキンリンパ腫(NHL)を含む13種類の主要ながんの診断を受けた患者の新型コロナウイルス感染リスクを評価するために、7340万例を超える米国の患者の電子カルテを後ろ向きに解析した。コクラン・マンテル・ヘンツェル法を用いて、年齢(18歳未満、18~65歳、65歳超)、性別、人種(白人、黒人)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のリスク因子と考えられる合併症(喘息、心血管疾患、2型糖尿病、肥満、慢性腎臓病、慢性閉塞性肺疾患、がん治療、移植治療、介護施設への入所)を調整後、新型コロナウイルス感染リスクの調整オッズ比(aOR)および95%信頼区間(CI)を算出した。

解析に組み入れられた7344万9,510例の患者のうち、過去1年以内に13種類の主要ながんの診断を受けた患者は27万3,140例であった。これらの患者のうち新型コロナウイルス感染が確認されたのは1万6,570例で、そのうち過去1年以内に1種類以上のがんの診断を受けた患者は690例であった。過去1年以内にがんの診断を受けた患者では新型コロナウイルス感染リスクが有意に高く(aOR 7.14、95%CI 6.91~7.39、P<0.001)、新型コロナウイルス感染と最も強い関連が認められたがんは、白血病(同12.16、11.03~13.40、P<0.001)、NHL(同8.54、7.80~9.36、P<0.001)および肺がん(同7.66、7.07~8.29、P<0.001)であった。

過去1年以内に13種類の主要ながんの診断を受けた黒人では、白人よりも新型コロナウイルスに感染しやすい傾向が認められ、白人を基準とした場合の黒人の新型コロナウイルス感染リスクのaORは、白血病で1.58(95%CI 1.17~2.14)、NHLで2.48(同1.94~3.16)であった。

論文の共著者であるNathan Berger氏は、「感染リスクが最も高いのは、免疫を担う血液細胞の働きを変化させる血液がんだ。がん患者では免疫システムが変化しており、より感染しやすくなっている。また、がん患者は一線で働いている多くの医療従事者と接触するため、すでに過剰な負荷がかかっている免疫システムにさらなる負荷がかかる」と述べている。(HealthDay News 2020年12月21日)


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