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大腸がんの再検査を先延ばしすると予後が悪化する

大腸がんの再検査を先延ばしすると予後が悪化する

便検査で異常が指摘されたら、できるだけ早く内視鏡による再検査を受けた方が良いようだ。そうすることで、大腸がんのリスクを下げられることが、20万人以上を対象とする研究から明らかになった。米国の退役軍人対象健康システム(VA Greater Los Angeles Healthcare System)のFolasade May氏らが行った後方視的研究の結果であり、詳細は「Gastroenterology」に2月2日掲載された。

この研究の対象は、1999~2010年に大腸がんのスクリーニング〔便潜血検査(FOBT)または便免疫化学検査(FIT)〕を受けた、50~75歳の退役軍人20万4,733人(平均年齢61±6.9歳)。いずれかの便検査で異常が指摘されてから、1~3カ月以内に大腸内視鏡検査を受けた人を基準として、それより遅れて内視鏡検査を受けた人が、大腸がんと診断されるリスクや死亡するリスクを比較検討した。

その結果、内視鏡検査を受けるのを先延ばしした人では、その後に大腸がんと診断されるリスクが有意に高いことが分かった。具体的には、便検査で異常が指摘されてから、13~15カ月で内視鏡検査を受けた人が大腸がんと診断されるハザード比(HR)は1.13(95%信頼区間1.00~1.27)、16~18カ月で受けた人はHR1.25(同1.10~1.43)、19~21カ月ではHR1.28(同1.11~1.48)、22~24カ月ではHR1.26(同1.07~1.47)だった。

内視鏡検査の先延ばしは、死亡リスクの上昇とも関連していた。例えば、19~21カ月で受けた人はHR1.52(同1.51~1.99)、22~44カ月ではHR1.39(同1.03~1.88)であり、死亡リスクが有意に高かった。また、16カ月以降に内視鏡検査を受けた場合には、大腸がんが進行した段階で発見される確率が1.7倍高いことも分かった。

この研究結果についてMay氏は、「スクリーニングで異常を指摘されてから、内視鏡検査を受けるまでの時間の長さの臨床的な重要性が明確に示された」とし、「今後は、便検査後から内視鏡検査を受けるまでの間に存在する障壁を取り除く取り組みが求められる」と語っている。

米国では、内臓のがんの中で大腸がんが3番目に多く、かつ、最も予防できる確率が高いがんの一つとされている。前がん性のポリープの段階で発見して取り除けば、がんの発症リスクだけでなく、がん死のリスクも大幅に低下させることが可能。

本論文の著者らは、「現在、便検査で異常を指摘されてから内視鏡検査を受けるまで、どの程度の時間が許容されるかについての公的な基準は定まっていない」と、米退役軍人保健局のWebサイトに掲載されたリリースの中で解説している。実際には、「医療現場ごとに、内視鏡検査を行うまでの時間が大きく異なる」とのことだ。また、「許容される時間が長すぎると、前がん性のポリープががんに進行したり、がんのステージが進んでしまう可能性がある。その結果、治療成績に影響が及ぶリスクがあり、結果はより悪化するだろう」と述べている。(HealthDay News 2021年2月11日)

https://consumer.healthday.com/b-2-4-abnormal-stoo...

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