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医師から患者への低血糖指導が不足している?

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低血糖リスクに関する医師から患者への療養指導が十分ではないことを示唆する論文が、「Journal of General Internal Medicine」に1月21日掲載された。筆頭著者である米ジョンズ・ホプキンス大学のScott Pilla氏は、「糖尿病治療の安全性を高めるために、薬の副作用、特に低血糖について、患者と医療従事者との間で、よりオープンなコミュニケーションが必要だ」と述べている。

低血糖は、糖尿病治療に伴う副作用の中で最も一般的であり、かつ重篤になる可能性がある。低血糖が転倒や脳卒中、さらには死亡のリスクを高めることも知られている。2018年に行われた成人糖尿病患者2万188人を対象とした調査では、対象者の12%が調査前年に、他者の助けを必要とする重度の低血糖を経験していたと報告されている。

Pilla氏らは今回、かかりつけ医における、医師と患者間の低血糖に関するコミュニケーションの頻度とその内容を調査した。調査手法は、インスリンまたはインスリン分泌促進薬(主としてSU薬)が処方されている33人が、そのかかりつけ医8人を受診した際に交わされた会話を分析するというもの。高血圧に対する行動介入のランダム化試験である「Achieving Blood Pressure Control Together Study」のために収集された録音データを用いた。

計83回の診療機会の音声を解析した結果、低血糖に関する会話は、診療機会の4分の1(24%)のみに記録されていた。また16%の頻度で、患者からの低血糖を来したとの報告が記録されていた。患者が低血糖の恐れを訴えているにもかかわらず、医師が低血糖の頻度や重症度、または生活の質(QOL)への影響を評価しようとした形跡は、ほとんど見られなかった。

低血糖の予防法などの一般的な情報提供は、21%で行われていた。ただし、低血糖時の対処法や、自動車運転を避けるべき状況などの具体的なアドバイスは、より限られた機会にしか行われていなかった。無自覚性低血糖のリスクについては、診療機会の8%で語られていた。

これらの結果についてPilla氏は、特に自動車運転時の低血糖リスクに触れ、「血糖値が低下してくると思考力が低下するなどの影響で、事故を起こす確率が高くなる。しかし、低血糖を来す可能性のある糖尿病患者に対して、臨床医が自動車運転時の注意に関する情報提供を、あまり行っていないことが明らかになった。これは、対策を早急に議論すべき重要なポイントである」としている。

同氏はまた、「プライマリケアに携わる臨床医は、低血糖リスクのある糖尿病薬を服用している患者に対して、十分な療養指導を行わなければならない。患者とのコミュニケーションのもと、低血糖を効率良く予防できる、最も安全な糖尿病治療を選択すべきだ」と、提案している。他方、患者に対しても、「受診の際に、低血糖の話題を医師に投げかけることも重要だ」とアドバイスしている。(HealthDay News 2021年2月7日)

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