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新型コロナ、パンデミックによる喫煙率の変化は?

black woman smoking

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが、米国の喫煙者にさまざまな形で影響を及ぼしていることが、新たな研究で明らかにされた。それによると、ストレスで喫煙量が増えた人もいれば、感染リスク低減のために禁煙に至った人もいるようだ。米マサチューセッツ総合病院タバコ研究治療センター(TRTC)のNancy Rigotti氏らによるこの研究結果は、「Journal of General Internal Medicine」に6月7日掲載された。

Rigotti氏らは、2020年5月18日から7月16日にかけて、18歳以上の現在喫煙者および前喫煙者に対して調査への協力を依頼し、694人(平均年齢52±12歳、男性40%)から回答を得た(回答率55%)。回答者は、2種類の禁煙介入を比較検討するために、米マサチューセッツ州、ペンシルベニア州、およびテネシー州の病院で実施されている臨床試験への参加者であった。

調査の結果、回答者の68%は、喫煙によりCOVID-19の罹患リスクや重症化リスクが増大すると考えていることが明らかになった。リスクに対するこのような考え方は、調査期間中に既に感染者が急増していたマサチューセッツ州の参加者で、急増前だった残り2州の参加者と比べて強かった(調整オッズ比1.56)。また、喫煙がCOVID-19罹患や合併症のリスクを高めると認識している人ほど、喫煙本数の削減や禁煙への関心も高かった(調整オッズ比1.72)。

パンデミック中の喫煙量については、32%が増加、37%が減少(うち8%が禁煙)、31%が変化なしと回答した。喫煙量が増加した人では、パンデミックに伴う外出禁止令などによるストレスを感じている傾向が強かった。調査ではさらに、パンデミック前の2020年1月時点で喫煙していた回答者のうち、11%は調査実施時点で禁煙していたのに対し(平均6カ月後)、当時禁煙していた人の28%は調査実施時点で喫煙を再開していたことも判明した。また、ストレスを感じている人ほど喫煙再開率が高く、その一方で、喫煙によるCOVID-19の罹患や重症化のリスクが高いと認識していた人ほど禁煙する率が高く、再び喫煙する率も低かった。

Rigotti氏は、「米国ではパンデミック前から、回避できる主要な死亡要因が喫煙だった。COVID-19が、喫煙者に禁煙を決意させる、説得力のある理由となったのだ」と説明している。同氏はまた、「医師、医療機関、保健当局は、この機会を利用して、喫煙者はCOVID-19のリスクが特に高いことを周知し、禁煙を促すべきだ」と主張している。

研究論文の上席著者である、米ヴァンダービルト大学医療センターのHilary Tindle氏は、「このようなメッセージとともに、喫煙者にTobacco Quit Line(禁煙ライン)のようなプログラムを案内すると、より効果的だろう。このプログラムは米国のどの州でも利用でき、禁煙のための無料カウンセリングや薬物療法を提供している」と付け加えている。(HealthDay News 2021年6月10日)

https://consumer.healthday.com/b-6-10-covids-effec...

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