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米国では夏にベビーブームが到来か

米国では夏にベビーブームが到来か

米国では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの初期段階では低下が見られた妊娠率と出生率が、夏以降に上昇に転じる可能性のあることが、新たな研究で明らかにされた。研究論文の筆頭著者である、米ミシガン大学アナーバー校産婦人科学のMolly Stout氏は、「夏にベビーブームが到来する兆候は既に見えている」と話す。詳細は、「JAMA Network Open」に6月3日掲載された。

Stout氏らは、米ミシガン大学病院システム(ミシガン・メディシン)の電子カルテを用いて、2017年以降の妊娠に関わる全てのデータを集めて出生率を調べ、予測モデルを使って、2021年10月までの出生率を予測した。

調査の結果、妊娠数は、2017年の4,100件から2020年には4,620件へと着実に増加していたことが明らかになった。しかし妊娠数は、2020年11月から2021年3月にかけては14%減少していた。解析の結果、2020年3月のパンデミック発生に伴うロックダウンに関連した、受胎確率の低下が原因である可能性が示された。

一方、今後の出生率を推算したところ、2021年4月までは出生率が平時での予測値を下回るものの、それ以降は上昇に転じ、9〜10月頃まで、およそ15%の増加が継続すると推定された。

この結果についてStout氏は、「パンデミックに関連したベビーブームに関しては、これまでにもメディアで報道されてきた。しかし、それらの大半は単なる推測に過ぎず、データに基づいた予測ではなかった」と指摘。その上で、「われわれの研究は、医療システム内での妊娠率をモデル化することで、主要な社会的変化に関連した出生率の増減を予測できることを明らかにするものだ」と述べている。

Stout氏は、「主要な社会変化は、生殖に関わる選択、人口の増加、および出生率に確実に影響を与えているようだ」と考察する。その具体例として同氏は、1918年のインフルエンザ(スペインかぜ)のパンデミック、1929年の世界大恐慌、2008年の景気後退(リーマン・ショック)を挙げる。そして、「通常われわれは、そのような社会変化が生じている最中に、出生率と死亡率をモデル化してその影響を評価する」と説明する。その上で同氏は、「われわれの予測モデルを使えば、実際に変化が生じる前に、今後の出生率の傾向を予測できる。それにより、医療システムが分娩のニーズに対してより良い計画を立て、妊婦と生まれてくる子どもにとって最も安全なケアを提供するのに役立ってくれることを願っている」と話している。(HealthDay News 2021年6月3日)

https://consumer.healthday.com/b-6-3-is-a-summer-c...

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