See What HealthDay Can Do For You
Contact Us

成人バーキットリンパ腫患者の予後を予測できる国際予後指標を開発

woman with cancer meeting with doctor

成人のバーキットリンパ腫(BL)患者の生存率を厳密に層別化することが可能で、予後予測に利用できる国際予後指標(BL-IPI)の開発および検証を行ったことを、米ブラウン大学のAdam J. Olszewski氏らが発表した。詳細は「Journal of Clinical Oncology」に1月27日掲載された。

著者らは、2009~2018年に米国で免疫化学療法を受けた18歳超のBL患者641例のリアルワールドデータから、無増悪生存率(PFS)と最も強く関連する潜在的な予後予測因子の変数を同定し、これらの変数を考慮したBL-IPIを作成した。BL患者641例中633例(年齢中央値47歳、四分位範囲33~59歳)を解析コホートに組み入れてBL-IPIを解析し、2004~2019年にデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、英国、カナダおよびオーストラリアで治療を受けたBL患者457例(同46歳、34~59歳)で構成した検証コホートを用いてBL-IPIの予後予測能を検証した。

解析コホートのデータを多変量比例ハザードモデルで解析した結果、独立予後予測因子として特定されたのは、40歳以上〔ハザード比(HR)1.53、95%信頼区間(CI)1.14~2.05、P=0.005〕、パフォーマンス・ステータス(ECOG PS)2以上(同1.62、1.20~2.17、P=0.001)、血清乳酸脱水素酵素値(LDH)が基準値上限の3倍超(同1.71、1.29~2.27、P<0.001)、中枢神経系転移(同1.61、1.20~2.16、P=0.002)であった。

作成されたBL-IPIを用いて、解析コホートの予後を、独立予後予測因子の数に基づいて、低リスク群(独立予後予測因子の数0個、解析コホート全体に占める対象者の割合18%)、中等度リスク群(同1個、36%)、高リスク群(同2個以上、46%)に層別化した。各群の3年PFSは、低リスク群で91.8%(95%CI 84.2~95.8)、中等度リスク群で71.7%(同64.8~77.5)、高リスク群で53.2%(同46.7~59.2)、3年全生存率(OS)はそれぞれ96.0%(同89.7~98.5)、75.9%(同69.1~81.4)、58.7%(52.1~64.7)であった。

検証コホートの患者背景、BL-IPIの各リスク群における患者の割合、およびBL-IPIによる予後予測の精度は解析コホートとほぼ一致しており、検証コホートの3年PFSは、BL-IPIの低リスク群で95.5%(同86.7~98.5)、中等度リスク群で82.3%(同75.2~87.5)、高リスク群で63.2%(同56.5~69.2)、3年OSはそれぞれ98.5%(同89.9~99.8)、84.7%(同77.9~89.6)、64.3%(同57.6~70.2)であった。

著者は、「BL-IPIは、医師が成人BL患者の予後をより正確に予測するのに有用であり、的を絞った臨床研究の推進にもつながるのではないか」と述べている。

なお、数名の著者が、あるバイオ医薬品企業との利益相反(COI)に関する情報を明らかにしている。(HealthDay News 2021年2月12日)

https://consumer.healthday.com/burkitt-lymphoma-pr...

Abstract/Full Text (subscription or payment may be required)

Physician's briefing japanese