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CVDのリスク因子はRAの疾患活動性および身体機能障害度と関連する

hands of a person with arthritis

心血管疾患(CVD)のリスク因子は関節リウマチ(RA)の疾患活動性と身体機能障害度の高さに関連することが、「Therapeutic Advances in Musculoskeletal Disease」に2月15日掲載された研究で明らかになった。

トロント大学(カナダ)のKangping Cui氏らは、Ontario Best Practices Research Initiative(OBRI) Rheumatoid Arthritis Registryに登録された2,033人の患者データを対象に横断的分析を行い、CVDリスク因子とRAの疾患活動性および身体機能障害度との関連について検証した。疾患活動性はCDAI(Clinical Disease Activity Index)とDAS28-ESR(Disease Activity Score 28)、身体機能障害度はHAQ-DI(Health Assessment Questionnaire Disability Index)を評価指標として用いた。

患者らは、CVD既往歴とCVDリスク因子(高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙)の有無に基づき、「CVD既往歴なし、CVDリスク因子なし」(917人、45%)、「CVD既往歴なし、1つ以上のCVDリスク因子あり」(1,006人、50%)、「CVD既往歴あり」(110人、5%)の3群に分類された。

性別や年齢などの重要な交絡因子を含めて多変量回帰分析を行ったところ、1つ以上のCVDリスク因子(CVD既往歴なし)と、CDAIスコア〔調整後β係数1.59、95%信頼区間(CI)0.29〜2.90、P=0.02〕、DAS28-ESRスコア(同0.20、0.06〜0.34、P=0.01)およびHAQ-DIスコア(同0.15、0.08〜0.22、P<0.0001)との間に有意な関連が認められた。また、CVD既往歴は、DAS28-ESRスコアと有意に関連していた(同0.39、0.07~0.71、P=0.02)。さらに、CVDリスク因子を1つ有する患者は、CVDリスク因子がない患者に比べてCDAIスコアが1.61点(95%CI 0.28~2.95、P=0.02)、CVDリスク因子を2つ以上有する患者は2.48点(同0.38~4.58、P=0.02)高いなど、CVDリスク因子の多さはRAの疾患活動性および身体機能障害度の高さと関連していた。

著者らは、「以上のことから、CVDリスク因子はRAの疾患活動性および身体機能障害度の高さと関連することが明らかになった。この知見は、臨床現場にいるリウマチ医が、患者のCVDの状態に応じてより綿密なフォローアップやオーダーメイド治療戦略が有効となる、CVDリスクのある患者を見極める上で役立つだろう」と述べている。(HealthDay News 2021年3月29日)

https://consumer.healthday.com/cardiovascular-risk...

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