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関節リウマチ患者における静脈血栓塞栓症とアテローム性動脈硬化性心血管疾患のリスク因子を特定

hands of a person with arthritis
Adobe Stock

関節リウマチ(RA)患者における静脈血栓塞栓症(VTE)とアテローム性動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)のリスク因子は共通しており、原因不明の特発性VTE(以下、uVTE)の発症後にASCVDのリスクが増加するという研究結果が、「RMD Open」6月号に掲載された。

米ネブラスカ大学のGulsen Ozen氏らは、RA患者を対象に、uVTEとASCVDのリスク因子を比較し、uVTE発症後のASCVDリスクを評価するコホート研究を行った。対象者は、1998年から2018年にかけてUS-wide longitudinal observational registryに参加したRA患者3万1,366例。uVTE(がん、最近の手術、入院、骨折および妊娠と関連していない深部静脈血栓症および肺塞栓症)およびASCVD(心筋梗塞および脳卒中)の発症の有無について、病院記録や死亡記録から確認した。Cox比例ハザードモデルを用いて、uVTEおよびASCVDのリスク因子と、uVTE発症後のASCVDのリスクを評価した。

追跡期間中(中央値4年、四分位範囲1.5~7年)に特定されたイベントは、uVTEが539件、ASCVDが1,648件であった。居住地域などの多変量で調整したモデルで解析した結果、uVTEおよびASCVDのリスク増加と関連していたのは、高齢、男性、合併症の指標であるRheumatic Disease Comorbidity Index(RDCI)のスコア高値、障害度の指標であるHealth Assessment Questionnaire(HAQ)のスコア高値、および高い疾患活動性であった。

ASCVD患者とVTE患者の両方に共通して、一般的な心血管疾患(CVD)のリスク因子が認められ、これらの因子はASCVDのリスク上昇には関与していたが、VTEのリスク上昇には関与していなかった。例外となる因子は肥満で、VTEのリスク上昇には関与していたが〔VTEのハザード比(HR)1.46、95%信頼区間(CI)1.13~1.87〕、ASCVDのリスク上昇には関与していなかった(ASCVDのHR 0.58、95%CI 0.50~0.68)。ASCVDリスクは、uVTE発症後に約2倍に上昇した(HR 2.05、95%CI 1.43~2.95)。

著者らは、「uVTEは、RAによる炎症を介して惹起され、将来のASCVD発症のリスク因子となっている可能性が示唆された」と述べている。(HealthDay News 2021年7月23日)

https://consumer.healthday.com/common-risk-factors...

Abstract/Full Text

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