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先天性心疾患に対する手術で将来の高血圧リスクが高くなる

先天性心疾患に対する手術で将来の高血圧リスクが高くなる

先天性心疾患(CHD)に対する外科的修復術を受けた小児における高血圧の発症率は、これらの患児と年齢や性別などをマッチさせたCHDではない健康な対照小児の12倍にも上るという研究結果が、「JAMA Network Open」に4月8日掲載された。

米イェール大学医学部のJason H. Greenberg氏らは、CHDに対する外科的修復術を受けた患児の高血圧リスクを評価する後ろ向きコホート研究を実施した。カナダのオンタリオ州が管轄する公的医療保険の管理データベースを用いて、CHDに対する外科的修復術を受けた小児3,600例〔CHD群、男児2,005例(55.7%)〕と、年齢、性別、index date(外科的修復術の実施日)、居住地域、および近隣地域の収入をCHD群とマッチさせた対照群3万6,000例〔男児2万50例(55.7%)〕を特定した(CHD群と対照群の比率が1対10の比率となるように一般集団から抽出)。CHD群の初回手術時の年齢中央値は150日(四分位範囲40~252)であった。追跡調査を2019年3月31日まで実施し、追跡期間中央値は9.8年(四分位範囲6.8~12.9)であった。

追跡期間中における高血圧の発症率は、CHD群で12.4%(445例)であったのに対し、対照群では1.1%(398例)と低く、同様に、1万人年当たりの高血圧の発症率も、CHD群で141.3〔95%信頼区間(CI)128.8~155.1〕であったのに対し、対照群で11.1(同10.1~12.3)と低かった。外科的修復術を生後150日未満で受けた小児の高血圧リスクは、生後150日以上経過してから受けた小児と比較して有意に高かった(P for interaction=0.006)。さらに、高血圧リスクは、より複雑な外科的修復術を受けた小児で高くなり、特に左心低形成症候群に対する外科的修復術を受けた小児における高血圧の発症率は35.0%(140例中49例)と極めて高かった。同様に、初回入院期間中に透析を受けた小児でも高血圧リスクが高かった〔高血圧の発症率17.5%(126例中22例)、ハザード比1.67、95%CI 1.09~2.56〕。

共著者の一人は、「現時点では、乳児期にCHDに対する外科的修復術を受けた患児に対しては、生涯を通じて綿密な高血圧管理が行われるような体制作りを推奨したいと考えている」と述べている。(HealthDay News 2021年5月3日)

https://consumer.healthday.com/congenital-heart-di...

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