See What HealthDay Can Do For You
Contact Us

全卵とコレステロールの摂取は死亡リスクと関連か

eggs

全卵とコレステロールの摂取量の増加は、全死亡、心血管疾患(CVD)およびがんによる死亡のリスクの上昇と関連していることが、「PLOS Medicine」に2月9日掲載された論文で明らかにされた。

浙江大学(中国)のPan Zhuang氏らは、卵およびコレステロールの摂取量と、全死亡、CVDによる死亡、およびその他の原因による死亡のリスクとの関連を調べるコホート研究を行った。対象者は、1995~1996年に米国の6州およびその他の2都市から参加登録されたNIH-AARP Diet and Health Studyの参加者52万1,120例(平均年齢62.2歳、年齢範囲50~71歳、女性41.2%、非ヒスパニック系白人91.8%)とし、これらの対象者を2011年末まで前向きに追跡した。

全卵、卵白/代用卵、およびコレステロールの摂取量は、検証済みの食物摂取頻度調査票を用いて評価した。競合リスクを考慮した原因別ハザードモデルを用いて、卵およびコレステロールの摂取量のカテゴリー(5分位)ごとに、全死亡および原因別死亡のリスクのハザード比(HR)と95%信頼区間(CI)を求めた。また、年齢、性別、BMI、人種、婚姻状況、世帯収入、喫煙状況などを調整したモデルにおいて、制限3次スプライン回帰分析により、1日当たりの全卵の摂取量が全卵1/2個分増加した場合と、1日当たりのコレステロールの摂取量が300mg増加した場合のHRを求めた。

追跡期間中(期間中央値16年)に12万9,328例が死亡し、そのうち3万8,747例がCVDで死亡した。全卵およびコレステロールの摂取量はいずれも、全死亡、CVDによる死亡、およびがんによる死亡のリスクと正の相関関係にあった。1日当たりの全卵の摂取量が全卵1/2個分増加した場合の死亡リスクのHRを求めた結果、全死亡1.07(95%CI 1.06~1.08)、CVDによる死亡1.07(同1.06~1.09)、がんによる死亡1.07(同1.06~1.09)となった。また、1日当たりのコレステロール摂取量が300mg増加した場合の死亡リスクのHRは、全死亡1.19(同1.16~1.22)、CVDによる死亡1.16(同1.11~1.21)、がんによる死亡1.24(同1.19~1.29)と有意に上昇した。全卵の摂取による死亡のうち、全卵に含まれるコレステロールの摂取が寄与している割合(寄与率)を媒介分析で求めたところ、全死亡では63.2%(95%CI 49.6~75.0%)、CVDによる死亡では62.3%(同39.5~80.7%)、がんによるでは死亡49.6%(同31.9~67.4%)であった。

卵白/代用卵を摂取していない対象者(44万7,570例)と比較して、摂取している対象者(7万3,550例)で死亡のHRが有意に低かった項目は、全死亡0.93(95%CI 0.91~0.95)、脳卒中0.88(同0.79~0.99)、がん0.94(同0.90~0.98)、呼吸器疾患0.83(同0.75~0.91)およびアルツハイマー病0.68(同0.58~0.81)であった。全卵の半分を摂取する代わりに、全卵の半分と同量のタンパク質を、その他のタンパク源(卵白/代用卵、家禽、魚、乳製品、またはナッツ/マメ科植物)から摂取したと仮定して、死亡リスクを多変量調整モデルで解析した結果、全死亡リスクと、CVD、がん、および呼吸器疾患による死亡のリスクが低下することが示された。

著者は、「今回の結果から、全卵の半分を卵白や代用卵などの代替タンパク源となる食品で置き換えてコレステロールの摂取量を抑えると、心血管疾患やがんなどによる死亡のリスクが低下し、寿命を延ばせるのではないかと考えている」と述べている。(HealthDay News 2021年3月4日)

https://consumer.healthday.com/egg-cholesterol-int...

Abstract/Full Text

Physician's briefing japanese
undefined
undefinedundefined