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運動+リラグルチドで減量効果が高まる

genetic weight-loss plateau

運動療法とGLP-1受容体作動薬であるリラグルチドの併用により、それぞれ単独よりも高い減量効果が得られるとするデータが報告された。ノボノルディスク財団基礎代謝研究センターのJulie R. Lundgren氏らが、非糖尿病の肥満者を対象に行った無作為化比較試験の結果であり、詳細は「The New England Journal of Medicine」に5月6日掲載された。

この研究は、減量後のリバウンドを抑制する効果的な方法を探ることを目的としたもの。対象者はBMIが32~43の肥満であり、糖尿病ではない18~65歳の成人215人。まず通常の低カロリー食事療法を8週間実施。これを完了したのは195人で、この間に平均体重が109.7±14.9kgから13.1kg減少した。

続いて195人を以下の4群に無作為に群分けし、1年間介入した。リラグルチド1日3.0mgの皮下注と通常の身体活動を行う「リラグルチド群」。世界保健機関(WHO)の身体活動ガイドラインが推奨する中~高強度の運動を行う「運動療法群」。それら両者の「併用群」。および、プラセボの皮下注と通常の身体活動を行う「プラセボ群」。事前に設定した一次エンドポイントは体重の変化で、二次エンドポイントは体脂肪率の変化だった。

1年後、プラセボ群以外の3群はいずれもプラセボ群に比較して、有意に大きい減量効果が認められた。具体的には、リラグルチド群はプラセボ群に対し-6.8kg(95%信頼区間-10.4~-3.1、P<0.001)、運動療法群は-4.1kg(同-7.8~-0.4、P=0.03)、併用群は-9.5kg(同-13.1~-5.9、P<0.001)だった。

また併用群は運動療法群に比較し、減量効果が有意に大きかった〔減量幅の差-5.4kg(同-9.0~-1.7)、P=0.004〕。併用群とリラグルチド群との比較では、減量幅の差が-2.7kg(同-6.3~0.8、P=0.13)だった。また、併用群では体脂肪率が3.9ポイント低下し、この低下幅は運動療法群の-1.7ポイント(同-3.2~-0.2、P=0.02)、およびリラグルチド群の-1.9ポイント(同-3.3~-0.5、P=0.009)の約2倍だった。さらに併用群でのみ、HbA1c、インスリン感受性、心肺機能が有意に改善していた。

著者らは、「リラグルチドと運動療法の併用は、それぞれを単独で行うよりも体重と体脂肪率が約2倍大きく低下し、そのほかの健康上のメリットとも関連が認められた」と述べている。

なお、この研究はリラグルチドのメーカーであるノボノルディスク社が一部の資金を提供して実施され、また一部の著者は同社に所属している。(HealthDay News 2021年5月6日)

Abstract/Full Text (subscription or payment may be required)

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