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血液がんには家族性リスクがある

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血液がんには家族性リスクがあることが、南デンマーク大学(デンマーク)のSigne B. Clemmensen氏らの研究で明らかになった。詳細は「Cancers」に6月16日掲載された。

著者らは、血液がんの家族性リスクを検討するために、Nordic Twin Study of Cancerに参加した双生児31万6,397例〔一卵性双生児8万8,618例(28%)〕を対象とした前向きコホート研究を実施した。血液がん罹患に寄与する遺伝的素因および環境的要因について検討し、血液がんの種類別〔非ホジキンリンパ腫(NHL)、ホジキンリンパ腫(HL)、多発性骨髄腫(MM)および白血病〕およびこれらの血液がん全体の家族性リスクを評価した。

追跡期間中(中央値41年)に3,459件の血液がんが報告され、血液がんの種類別では、NHL 1,514件(44%)、白血病1,194件(35%)、MM 522件(15%)、HL 229件(7%)であった。これらの4種類の血液がん全体の生涯リスクは2.5%〔95%信頼区間(CI)2.4~2.6〕であったが、双生児の一人が罹患している場合、もう一人の生涯リスクは、二卵性双生児で4.5%(同3.1~6.5)、一卵性双生児で7.6%(同4.8~11.8)に上昇した。NHL、MMおよび白血病の生涯リスクも同様の傾向が認められ、双生児の一人が罹患している場合、もう一人の生涯リスクが上昇した。血液がんの遺伝率は、4種類の血液がん全体で24%(95%CI 14~33)であった。この遺伝率は加齢に伴い低下し、40歳で約55%、55歳以降で20~25%であった。

著者らは、「最大規模の双生児コホートを長期間にわたって追跡した今回の研究において、血液がんの家族性リスクのエビデンスが示された。さらに、血液がんの遺伝率が加齢に伴い低下することが明らかになった。この結果は、血液がん患者の家族に対し、がんのスクリーニング検査を早い段階で実施することが重要であることを示している」と述べている。(HealthDay News 2021年7月6日)

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