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乾癬が急性心筋梗塞患者の入院中の転帰に影響する可能性

乾癬が急性心筋梗塞患者の入院中の転帰に影響する可能性

乾癬のある心筋梗塞(MI)患者の発症年齢は乾癬のないMI患者よりも低く、このことがMI患者の入院中の転帰に影響を及ぼしている可能性があることが、University Medical Center Mainz(ドイツ)のSusanne Karbach氏らの研究により明らかになった。詳細は、「Journal of the American Heart Association」9月15日号に掲載された。

乾癬はMIに対する独立したリスク因子であることが判明しているが、死亡率などに対する寄与の程度は明確になっていない。著者らは、ドイツ全国の全入院患者の情報が記録されているデータベースから抽出した2005~2016年のデータを用いて、MIによる入院患者の死亡率などの転帰が、乾癬の有無によってどの程度異なるかについて検討した。統計的検定として、連続変数にはマン・ホイットニー検定を、カテゴリー変数にはフィッシャーの正確検定もしくはカイ2乗検定を適用した。

2005~2016年にドイツの病院で入院治療を受けた急性MI患者330万7,703例(女性37.6%、70歳以上56.8%)のうち、乾癬と診断されたのは9,028例(0.3%)であった。乾癬のあるMI患者では、乾癬のないMI患者よりも年齢が有意に低かった〔年齢中央値(四分位範囲)68.0歳(58.0~76.0)対73.0歳(62.0~81.0〕、P<0.001〕。ところが、入院中の死亡率をみたところ、乾癬のある患者の方が有意に低く(7.1%対12.4%、P<0.001)、多変量回帰モデルによって年齢、性別および併存症(高血圧や慢性閉塞性肺疾患など)を調整してもなお、死亡率は有意に低かった(オッズ比0.68、95%信頼区間0.63~0.74、P<0.001)。心血管リスク因子についてみると、乾癬のある患者では、ない患者よりも、高血圧(58.9%対55.0%、P<0.001)、高脂血症(44.4%対38.6%、P<0.001)、喫煙(14.3%対7.4%、P<0.001)、糖尿病(34.8%対30.4%、P<0.001)、肥満(17.9%対9.3%、P<0.001)などを有する割合が高かった。経皮的冠動脈インターベンションの実施率は、乾癬のある患者とない患者で同程度であったが(41.4%対42.0%、P=0.223)、冠動脈バイパス手術の実施率は乾癬のある患者の方がない患者よりも有意に高かった(7.7%対4.7%、P<0.001)。

著者らは、「乾癬のあるMI患者の年齢は、乾癬のないMI患者より中央値で5歳も若かった。乾癬があると、既知の心血管リスク因子が増えると考えられ、このことがMIの若年発症につながっているかもしれない。この若年発症が原因で、乾癬のあるMI患者の死亡率が低かったと考えられる」と述べている。(HealthDay News 2020年9月21日)

https://consumer.healthday.com/dermatology-3/psori...

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