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KDIGOガイドライン改訂、非透析CKDにSBP120未満を推奨

measuring blood pressure

腎疾患ガイドラインに関する国際機関(KDIGO)による非透析CKD患者の血圧管理に関するガイドラインが改訂され、英ニューカッスル・アポン・タイン病院のCharles R.V. Tomson氏らによる概要の解説が「Annals of Internal Medicine」に6月22日掲載された。診察室内で標準化された手法で測定された収縮期血圧(SBP)を120mmHg未満に管理することなどを推奨している。

今回発表されたガイドラインは、2012年版の改訂版に当たる2021年版で、透析を受けていないCKD患者の血圧管理に関して、11項目の推奨事項と20項目の実践的ポイントを提示している。改訂されたガイドラインの重要な点として、診察室血圧を「標準化された手法で測定する」と推奨していることが挙げられる。

「標準化された手法での診察室血圧」とは、座位で5分以上安静にしてから測定を開始すること、患者ごとに適切なサイズのカフを用いること、初診時は両腕で測定し再診時からは高値を示した腕での測定値で管理することなど、詳細な条件を順守した上での測定値のこと。この手法はSPRINTやACCORDなどの大規模臨床研究で採用されていた測定法であり、標準化されていない状況での診察室血圧に比較し、SBPが平均12.7mmHg低値となることが明らかになっている。

ガイドラインでは、血圧管理に際して上記の方法での測定値を管理に用いることを、推奨レベル1(強い推奨)、エビデンスレベルB(中)としている。また、その手法により測定したSBPの管理目標を、許容されるなら120mmHg未満とすることを、推奨レベル2(弱い推奨)、エビデンスレベルBで推奨している。

上記以外に、高血圧のある非透析CKD患者に対する推奨として掲げられている主な項目は以下のとおり。

まず、生活療法関連では、ナトリウム摂取量を2g/日未満(塩化ナトリウムとして5g/日未満)とする〔推奨レベル2、エビデンスレベルC(低)〕。中強度の身体活動を少なくとも150分/週または身体的耐性に見合ったレベルまで行う(2C)。

薬物療法関連では、顕性アルブミン尿(カテゴリーA3)を呈している非糖尿病患者には、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEI)またはアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)による治療(RASI療法)を行う(1B)。中等度のアルブミン尿(A2)を呈している非糖尿病患者には、RASI療法を行う(2C)。中等度以上のアルブミン尿(A2以上)を呈している糖尿病患者には、RASI療法を行う(1B)。糖尿病の有無にかかわらず、ACEI、ARB、直接的レニン阻害薬の併用は避ける(1B)。

なお、数名の著者が製薬企業との金銭的関係の存在を明らかにしている。(HealthDay News 2021年6月22日)

https://consumer.healthday.com/guidelines-develope...

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