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精製穀物を多く摂取すると主要心血管イベントのリスクが高くなる可能性

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精製穀物の摂取量が多くなるほど、死亡および主要心血管イベントのリスクが高くなるという研究結果が、「The BMJ」に2月3日掲載された。

St. John's Research Institute(インド)のSumathi Saminathan氏らは、精製穀物、全粒穀物および白米の摂取量と、心血管疾患、全死亡、血中脂質および血圧との関連を評価する研究を行った。本研究の対象者は、北米、南米、欧州、アフリカ、中東、南アジア、東南アジアおよび中国を含む21カ国で実施されたProspective Urban Rural Epidemiology(PURE)研究の参加者14万8,858例のうち、ベースライン時に心血管疾患の既往が確認された1万1,728例を除いた13万7,130例(50.1±9.9歳、男性41.6%)であった。

穀物摂取量は、それぞれの参加国内で検証が済んでいる食物摂取頻度調査票を用いて算出した。主要評価項目は、死亡、主要心血管イベント(心血管死、非致死的心筋梗塞、脳卒中、心不全)およびこれらの複合エンドポイントとした。それぞれの国・地域内の対象者同士では生活習慣が似ている一方で、国別および地域別で比較するとかなり異なることから、これを調整するためのランダム効果切片を多変量Cox frailtyモデルに入れた上で、主要評価項目と穀物摂取量との関連を調べ、主要評価項目のハザード比(HR)を求めた。穀物摂取量と血圧や血中脂質との関連を調べる際には、同様に国および地域について調整したマルチレベル線形回帰を用いた解析を行った。

追跡期間中(期間中央値9.5年、四分位範囲8.6~10.9年)に、複合エンドポイントの事象が発現した対象者は9.2%(1万2,668例)であった。多変量Cox frailtyモデルに、年齢、性別、居住地域(市部または郡部)、裕福度、教育水準、喫煙状態、ウエスト・ヒップ比などの因子に加え、精製穀物や全粒穀物の摂取量も取り入れ、精製穀物の摂取量に基づいて5群に分けて解析したところ、摂取量最少群(1日50g未満)のHRを1.0とした場合の最多群(1日350g以上)のHRは、全死亡1.27(95%信頼区間1.11~1.46、P for trend=0.004)、主要心血管イベント1.33(同1.16~1.52、P for trend<0.001)、複合エンドポイント1.28(同1.15~1.42、P for trend<0.001)と、いずれのリスクも有意に高かった。収縮期血圧の平均(mmHg)も、最少群が128.5、最多群は135.5と、精製穀物の摂取量が多くなるほど上昇した(P for trend<0.001)。ところが、全粒穀物も白米も、摂取量と主要評価項目との間には有意な関連が認められなかった。

著者らは、「全粒穀物の摂取量を増やし、精製された小麦製品の摂取量を減らした食事を推奨すべきである。炭水化物については、量を減らして質を良くすることが、健康アウトカムの向上に不可欠だ」と述べている。

なお、数名の著者が、ある製薬企業との利益相反(COI)に関する情報を明らかにしている。(HealthDay News 2021年2月4日)

https://consumer.healthday.com/high-refined-grain-...

Abstract/Full Text
Physician's briefing japanese