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正期産でも在胎週数と子どもの学業成績は関連する?

elementary school girl doing math

これまでの研究で、在胎32週より早く生まれた児は学業成績が不振となるリスクが高いことが報告されている。しかし、正期産(妊娠37~41週)であっても、在胎期間は児の学業成績と関連するという研究結果を、米ラトガース大学のAmanda Hedges氏が「Pediatrics」8月1日号に発表した。

対象は、米国全土の縦断的出生コホートであるFragile Families and Child Wellbeing Studyに参加し、正期産(妊娠37~41週)で諸条件を満たした小児1,405例。在胎週数を妊娠37~38週(早期)、妊娠39~40週(正期)、妊娠41週(晩期)に分けた。学業成績は算数、理科および社会、国語の3つの分野で、9歳時点で教師が評価したものと定義し、「平均・平均より上・平均よりずっと上」と「平均より下、平均よりずっと下」を比較した。ロジスティック回帰モデルにより関連因子を調整して解析した。

その結果、在胎週数は全ての分野で、「平均以上」の成績と有意に関連することが分かった。児の性別、母親の特徴(人種、学歴など)、出産時の合併症やそのリスク因子(帝王切開、出生前の喫煙、産科的合併症など)、新生児期の疾患(呼吸障害、低血糖症など)を調整したところ、全ての分野において、在胎週数が長いと成績が「平均以上」となる確率が有意に高かった〔オッズ比は算数1.13(95%信頼区間1.02~1.25)、理科および社会1.13(同1.02~1.26)、国語1.16(同1.05~1.28)、全分野通算1.16(同1.05~1.27)〕。

次に、妊娠39~40週で生まれた児を基準として、妊娠37~38週および41週で生まれた児の状況を見たところ、41週の児では算数の成績が「平均以上」となるオッズ比が1.51(95%信頼区間1.04~2.20)と有意に高く、逆に37~38週の児では国語の成績が「平均以上」となるオッズ比は0.74(同0.57~0.97)と有意に低かった。

以上の結果を踏まえて著者らは、「今回の結果から、たとえ正期産であっても在胎週数が長いほど子どもの学業成績には有利であることが示された」とし、「現行では、妊娠39週以降に出産すべきとする医療機関は多いが、41週まで出産を延ばすことは、子どもの学業成績を向上させることにつながる可能性が示唆されたのではないか」と述べている。(HealthDay News 2021年8月4日)

https://consumer.healthday.com/higher-gestational-...

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