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ICU入室患者の配偶者で心血管イベントのリスクが上昇

ICU入室患者の配偶者で心血管イベントのリスクが上昇

集中治療室(ICU)に入室した患者の配偶者では、ICU入室から1~4週間後に心血管イベントのリスクが有意に高くなることが、「Circulation」10月27日号に掲載された論文で明らかにされた。

東京大学の大邉寛幸氏らは、ICU入室患者の配偶者を対象に心血管イベントのリスクを検討するマッチドペア・コホート研究を実施した。2005年1月1日~2018年8月31日に日本医療データセンターのデータベースに登録された夫婦のデータを用いて、ICUに2日以上入室した患者の配偶者計7,815人を同定し(ICU群)、さらに、ICU入室歴がない人の年齢、性別および加入医療保険の種類をICU群とマッチさせた計3万1,250人(ICU群の約4倍)を同定した(対照群、平均年齢54歳、男性35%)。主要評価項目は「国際疾病分類第10改訂版(ICD-10)の循環器疾患コードI00~I99で示される心血管疾患による受診」とし、副次評価項目は「心血管疾患(I00~I99)による入院」および「脳卒中、急性冠症候群、不整脈、うっ血性心不全および肺塞栓を含む重度の心血管イベントによる入院」とした。ICU入室後1~4、5~8、9~12および13~16週の各期間において、それぞれの評価項目について、年齢、性別などで層別化した上で、条件付きロジスティック回帰分析を行った。

その結果、ICU群では、対照群よりも高血圧(22%対20%)、糖尿病(18%対17%)および高脂血症(23%対22%)と診断されている人の割合がやや高かった。ICU入室から1~4週間後に主要評価項目である「心血管疾患のため受診」した人の割合は、ICU群で2.7%(7,815人中210人)、対照群で2.1%(3万1,250人中666人)で、そのオッズ比(OR)は1.27、95%信頼区間(CI)は1.08~1.50と有意(P=0.005)であった。副次評価項目のORは、「心血管疾患による入院」で2.29(95%CI 1.30~4.05、P=0.004)、「重度の心血管イベントによる入院」で2.72(同1.28~5.78、P=0.010)となり、主要評価項目と同様に有意な結果となった。これ以外の期間については、いずれの項目でも有意な結果は得られなかった。

著者は、「ICU入室から間もない時期には、患者の家族に心理的ストレスがかかり、特に配偶者の心血管疾患のリスクが高くなると考えられる」と述べている。(Healthday News 2020年10月5日)

https://consumer.healthday.com/cardiology-2/intens...

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