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リラグルチドで非糖尿病肥満者の内臓脂肪が有意に減少

belly fat

GLP-1受容体作動薬のリラグルチドが、糖尿病ではない肥満者の内臓脂肪を対プラセボで有意に減少させるというデータが報告された。米ケース・ウェスタン・リザーブ大学のIan J. Neeland氏らの研究によるもので、詳細は「The Lancet Diabetes & Endocrinology」に8月3日掲載された。

J. Neeland氏らはリラグルチドの市販後調査として、非糖尿病で心血管疾患ハイリスク状態の肥満/過体重者に対する同薬3.0mg/日投与の効果を、ランダム化二重盲検プラセボ対照試験により検討。対象は、米テキサス大学サウスウェスタン医療センター近隣の地域住民で、BMI30以上、またはBMI27以上でメタボリックシンドロームを伴うものの、糖尿病ではない35歳以上の成人185人。

リラグルチド群とプラセボ群を1対1(92人と93人)に割付け、両群に摂取エネルギー量が-500kcal/となるように指示し、またガイドラインで推奨される身体活動量を指導。その上でリラグルチドまたはプラセボを3.0mg/日、40週間にわたり投与した。

主要評価項目は、MRIで評価した内臓脂肪組織の減少率。追跡調査の解析対象は128人(リラグルチド群73人、プラセボ群55人)で、そのベースライン時点での平均年齢は50.2±9.4歳、女性92%。人種/民族は37%が黒人、24%がヒスパニックであり、平均BMIは37.7だった。安全性の評価は、リラグルチドまたはプラセボを1回以上投与された全ての参加者を対象とした。

中央値36.2週の介入による内臓脂肪組織の減少率は、リラグルチド群-12.49±9.3%に対し、プラセボ群-1.63±12.3%であり、治療効果の推定差(estimated treatment difference)は-10.86%(95%信頼区間-6.97~-14.75)で有意だった(P<0.0001)。この有意差は、年齢や性別、人種/民族、ベースライン時のBMI、および糖代謝レベルで層別化したサブグループ解析でも、一貫して認められた。

最も頻繁に報告された有害事象は、消化器症状〔リラグルチド群92人中43人(47%)、プラセボ群93人中12人(13%)〕と、上気道感染症〔同順に、92人中10人(11%)、93人中14人(15%)〕だった。

著者らは本研究を、心血管疾患のリスクが高いが2型糖尿病ではない肥満者を対象に、リラグルチドの内臓脂肪抑制効果を示した初の前向き研究と位置付けている。結論として、「2型糖尿病患者を対象とする研究ではリラグルチドにより心血管系転帰の改善が報告されているが、同薬による内臓脂肪減少がそのメカニズムの一つと考えられる」と述べている。

なお、数人の著者が、リラグルチドのメーカーであり本研究に資金を提供したノボノルディスク社を含む製薬企業との金銭的関係を明らかにしている。(HealthDay News 2021年8月25日)

https://consumer.healthday.com/liraglutide-reduces...

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