See What HealthDay Can Do For You
Contact Us

退院時に在宅酸素療法を要したCOVID-19罹患者の再入院・死亡リスク

elderly woman on oxygen

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院治療を受け、退院時に在宅酸素療法を要した患者の死亡率と退院後30日間の再入院率が報告された。その割合は、死亡率1.3%、再入院率8.5%とのことだ。著者らは「いずれも低い値であり、在宅酸素療法を用いた早期退院は、パンデミック時の急性期医療へのアクセス環境を維持するための戦略となり得る」と述べている。米ロサンゼルス郡南カリフォルニア大学医療センター(LAC+USC Medical Center)のJosh Banerjee氏らの研究によるもので、詳細は「JAMA Network Open」に4月1日掲載された。

COVID-19パンデミックによる病床逼迫で、入院下で管理・治療すべき患者の選定がより重要となり、症状が軽快した患者の早期退院を推進する必要が生じている。本論文はこのような背景の下、在宅酸素療法を要する状態で退院したCOVID-19罹患者の予後を検討した研究報告。

この研究は2020年3月20日~8月19日に、2カ所の公立病院から退院したCOVID-19肺炎成人患者621人を対象とする、後ろ向きコホート研究として実施された。入院中の病状が安定していて呼吸管理以外に行うべき医療行為がなく、鼻カニューレでの3L/分以上の酸素投与により92%以上の酸素飽和度を安定して得られる患者を登録した。

対象患者の年齢は中央値51歳(四分位範囲45~61歳)、男性65.1%で、24.0%は救急部門に収容後の退院であり、76.0%は一般病棟入院後に退院した患者が占めていた。患者には退院後12~18時間以内に、在宅酸素療法のための機器や教育リソースが提供された。その後、患者が機器の取り扱いや救急要請すべき状態を理解したと確認されるまで、看護師による電話でのフォローアップが続けられた。

中央値26日の観察期間中の総死亡率は1.3%(95%信頼区間0.6~2.5)であり、30日間の全ての理由による再入院率は8.5%(同6.2~10.7)だった。死亡は全て再入院後に発生しており、自宅および自宅から病院への搬送中の死亡事例はなかった。

先行研究から、COVID-19患者の再入院率は、メディケイド(主として低所得者対象の公的保険)加入者では13.7%、民間保険加入者では8.6%と報告されており、今回の研究結果は前者より低く、後者と同等と言える。著者らは、「在宅酸素療法を活用して早期退院を推進するこの方法は、COVID-19肺炎患者に対する適切なケアを提供するとともに、多くの患者の治療機会の維持につながる」と述べている。(HealthDay News 2021年4月2日)

https://consumer.healthday.com/low-mortality-readm...

Abstract/Full Text

Physician's briefing japanese