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COVID-19感染DKA患者は院内死亡率が高い

COVID-19感染DKA患者は院内死亡率が高い

糖尿病ケトアシドーシス(DKA)による入院患者のうち、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患していた患者の院内死亡率は、COVID-19非感染患者に比べて顕著に高いことを示すデータが報告された。米エモリー大学のFrancisco J. Pasquel氏らの研究によるもので、「JAMA Network Open」に3月10日にレターとして掲載された。

報告された研究は、米国の17州、175カ所の病院の入院患者対象コホート研究のデータを解析したもの。2020年2月1日~9月15日に入院したDKA患者5,029人(平均年齢47±17.8歳、男性が53%)を対象とした。DKA治療のためのインスリン投与は、同一のコンピューターアルゴリズムによる連続インスリン注入(CII)によって行われていた。

対象患者のうち、210人(4%)が新型コロナウイルス検査陽性であり、4,819人(96%)は陰性だった。COVID-19非感染患者に比較して感染患者は、高齢(47±18対56±17歳、P<0.001)で、BMIが高かった(28±8対31±9、P<0.001)。入院時点の血糖値、HbA1c、カリウム、ナトリウム、重炭酸塩、アニオンギャップは、両群同等だった。

COVID-19感染患者群内での年齢層別の比較では、高齢者(65歳以上)は若年者(45歳未満)よりも、心血管疾患(16±22対1±2%、P<0.001)や糖尿病合併症(10±14対1±2%、P=0.02)を有する割合が高かった。

COVID-19の有無で臨床転帰を比較すると、院内死亡はCOVID-19非感染患者4,819人中262人(5%)、COVID-19感染患者210人中64人(30%)だった。院内死亡率はCOVID-19の有無にかかわらず高齢であるほど高く、65歳以上ではCOVID-19感染患者45%、非感染患者13%だった。このようなCOVID-19による院内死亡率の増加は45歳未満の若年者でも観察され、COVID-19感染患者19%、非感染患者2%だった。

急性腎障害(AKI)はCOVID-19感染患者の30%、非感染患者の10%で発生していた。また、COVID-19感染患者は非感染患者より、血糖管理のためのインスリン必要量が多く、CII施行期間とDKA治療に要した期間が長かった。低カリウム血症、高浸透圧、低血糖を呈した患者の割合は、両群同等だった。

著者らは、「COVID-19パンデミックにより患者の受診回数が減り、治療状態に変化が生じている。COVID-19に感染しているDKA患者の死亡リスクが高いことの原因は不明だが、肥満や強いストレス負荷などが関与している可能性がある。引き続き注視が必要だ」と述べている。

なお、著者2人が製薬企業との利益相反(COI)に関する情報を明らかにし、数名の著者がインスリン投与の管理ソフトウエア企業に勤務していることを明らかにしている。(HealthDay News 2021年3月16日)

https://consumer.healthday.com/mortality-higher-fo...

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