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肥満かつ血糖管理不良症例では生活習慣介入がCVDリスクを高める

diabetes meal

2型糖尿病患者の中には生活習慣改善の強化が、かえって有害事象を高めるケースが一部存在することを示唆するデータが報告された。Look AHEAD研究のデータをサブグループ別に解析した結果、明らかになった。米ウェイクフォレスト大学のMichael P. Bancks氏らの研究によるもので、詳細は「Diabetes Care」に3月11日掲載された。

Look AHEAD研究は、糖尿病患者への強力な生活習慣介入(intensive lifestyle intervention;ILI)の効果を検証した大規模臨床研究。研究参加者は45~76歳の5,145人で、いずれも過体重や肥満を伴う2型糖尿病患者。これまでの解析から、ILIにより糖尿病の寛解率が上昇することや、達成された減量の程度と心血管疾患(CVD)リスクが逆相関することなどが報告されている。

Bancks氏らが行った今回の研究の目的は、臨床背景の違いが転帰へ及ぼす影響を探ること。Look AHEAD研究の研究登録時のデータを基に、高齢になってから糖尿病を発症した群(登録者の42%)、若年発症群(同20%)、血糖コントロール不良群(同14%)、重度肥満群(同24%)という4種類のサブグループを設定し、心血管転帰を検討した。

追跡期間9.4年(中央値)の間に、主要心血管イベント〔心血管死、非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中で定義した複合エンドポイント(MACE)の初回発生〕が821件記録されていた。1,000人年当たりのMACE未調整発生率は、高齢発症群が18.9、若年発症群15.7、血糖コントロール不良群23.6、重度肥満群18.2となった。

これらのうち、血糖コントロール不良群では、ILIによってMACEの発生リスクが85%上昇していたことが明らかになった。他の3群はILIによるリスク増加は認められなかった。

この結果をBancks氏は、「血糖コントロールが不十分な患者では、生活習慣への介入がMACEリスクを高めた」と総括している。その上で、「われわれの研究結果に基づけば、血糖コントロール不良の肥満2型糖尿病患者の生活習慣改善を試みる前に、血糖降下薬の変更など、他の治療介入を検討すべきかもしれない」と述べている。(HealthDay News 2021年3月24日)

https://consumer.healthday.com/not-all-with-type-2...

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