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高容量オメガ3脂肪酸では高い心血管疾患リスクは改善しない

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エイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)のカルボン酸製剤(オメガ3脂肪酸)を通常治療に追加投与しても、心血管リスクの高いスタチン投与患者の転帰は改善されないことが、米国心臓協会学術集会(AHA Scientific Sessions 2020、11月13~17日、オンライン開催)で発表され、「JAMA」12月8日号に同時掲載された。

オメガ3脂肪酸は、アテローム性脂質異常症を有する患者や心血管リスクの高い患者の脂質および炎症マーカーに対して優れた効果を発揮することが報告されている。モナシュ大学(オーストラリア)のStephen J. Nicholls氏らは、高トリグリセライド血症で心血管リスクが高く、HDLコレステロール(HDL-C)が低いスタチン投与患者を対象に、オメガ3脂肪酸の心血管リスクに対する効果をコーン油と比較する二重盲検ランダム化多施設共同試験を実施した。

同試験の対象者は、北米、欧州、南米、アジア、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカの計22カ国にある67カ所の大学病院および地域病院の患者計1万3,078例〔平均年齢62.5(標準偏差9.0)歳、女性35%、糖尿病患者70%、LDLコレステロールの中央値75.0mg/dL、トリグリセライドの中央値240mg/dL、HDL-Cの中央値36mg/dL、高感度C反応性タンパク質の中央値2.1mg/L〕であった。患者登録期間は2014年10月30日~2017年6月14日、試験終了日は2020年1月8日、患者の最終来院日は2020年5月14日であった。対象者は、スタチン等の通常治療に加えて、4g/日のオメガ3脂肪酸を摂取する群(オメガ3脂肪酸群、6,539例)または有効成分を含まないコーン油を摂取する群(対照群、6,539例)にランダムに割り付けられた。有効性の主要評価項目は、心血管死、非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中、冠動脈血行再建、または入院を要する不安定狭心症の複合とした。

1,384例の患者で主要評価項目のイベントが発生した時点で実施された中間解析(計画では1,600件のイベントが発生した時点での中間解析を予定していた)で、コーン油と比較してオメガ3脂肪酸が臨床的に有益である可能性は低いことが示されたため、試験は早期に中止された。主要評価項目に関する試験を完了したのは1万3,078例中1万2,633例(96.6%)であった。主要評価項目のイベントが発生した患者の割合は、オメガ3脂肪酸群では12.0%(785例)であったのに対し、対照群では12.2%(795例)であり、有意な群間差は認められなかった(ハザード比0.99、95%信頼区間0.90~1.09、P=0.84)。消化器系の有害事象の発現率は、オメガ3脂肪酸群(24.7%)で対照群(14.7%)よりも高かった。

著者らは、「これらの結果は、今回使用したオメガ3脂肪酸を含有する製剤を、高リスク患者の主要心血管イベントを抑制するために投与することを支持するものではなかった」と述べている。

なお、数名の著者が、本試験に資金を提供したAstraZenecaを含む製薬企業との利益相反(COI)に関する情報を明らかにしている。(HealthDay News 2020年11月19日)

https://consumer.healthday.com/omega-3-fatty-acid-...

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