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乾癬の重症度評価における医師・患者間の不一致は患者のメンタルヘルス状態と関連

psoriasis

乾癬の重症度評価における医師・患者間の不一致は、患者の抑うつ症状および不安障害と関連するという研究結果が、「JAMA Dermatology」に3月3日に掲載された。

英キングス・カレッジ・ロンドン(KCL)のEwan Carr氏らは、2016年5月12日から2018年11月1日の間に、ロンドンとサウス・イースト・イングランドの乾癬の専門病院を受診した1,985人の乾癬患者を対象に調査を実施。このうちの502人〔男性339人、女性163人、平均年齢46.8歳(標準偏差13.1)〕を解析に組み入れた。患者と主治医はそれぞれ同一の5段階グローバル評価(Global Assessment;GA)スケールを用いて、受診時に乾癬の重症度を評価した(1「なし」〜5「非常に重度」)。また、受診ごとに、Patient Health Questionnaire-2(PHQ-2)とPHQ-9で「ほぼ確実な抑うつ症状」について、またGeneralized Anxiety Disorder scale(GAD-7)で「ほぼ確実な不安障害」についての評価も行った。これらのデータおよび縦断的な臨床情報を組み合わせ、医師と患者による乾癬の重症度評価の不一致と患者のメンタルヘルスの状態との関連を検証した。

全診察例(1,985件)中768件(39%)において医師と患者の重症度評価に不一致が見られた。このうちで、患者が医師の評価より重症度が低いと過小評価した例は511件(26%)、重症度が高いと過大評価した例は257件(13%)あった。502人中43人(9%)が抑うつ症状、49人(10%)が不安障害を示した。多変量多項ロジスティック回帰モデルにより、年齢、人種、性別、喫煙の有無、BMI、乾癬性関節炎の有無、治療法、併存疾患の数などの変数を調整した結果、これらの患者は、抑うつ症状や不安障害を伴わない患者に比べて、乾癬の重症度を医師より過大評価する可能性が有意に高かった(抑うつ症状を伴う患者:相対リスク比2.7、95%信頼区間1.6~4.5、不安障害を伴う患者:同2.1、1.3~3.4)。

著者らは、「乾癬患者における抑うつや不安障害の把握、症状のモニタリングおよび管理を集学的な医療チーム(臨床心理学の専門家を含むことが好ましい)が担うことによって、患者の精神的負担を軽減できる可能性がある。また、それにより、疾患に対する認識や治療目標を臨床医と患者間で一致させることもできるだろう」と述べている。

なお、複数の著者が製薬企業との利益相反(COI)に関する情報を明らかにしている。(HealthDay News 2021年3月3日)

https://consumer.healthday.com/patients-mental-hea...

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