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乾癬の有病率は増加傾向にある

psoriasis

乾癬の発症年齢は、30歳代と60歳代をピークとする明確な二峰性分布を示しており、60歳から70歳にかけては年齢に伴い有病率が増加傾向を示すとする研究結果が、「British Journal of Dermatology」2月号に掲載された。

英マンチェスター大学のIreny Y.K. Iskandar氏らは、年齢と性別ごとの乾癬の罹患率と有病率の変化を調べるために、「乾癬」「罹患率」「有病率」の3つをキーワードに、Embase、MEDLINEなど11種類の電子データベースおよび5種類の地域データベースなどから、2019年10月までに公開された研究論文4万1,164件を特定。このうち、条件を満たした22カ国90件の研究論文を基にシステマティックレビューを実施した。

18歳未満の小児を対象にした研究は1件だけで、罹患率は男児の方が女児よりも低かったが〔男児:10万人年当たり37.9、95%信頼区間(CI)32.2~43.6、女児:同43.9、37.6~50.2〕、この傾向は全年齢層で一貫して認められるわけではなかった。また、成人および全年齢の人々を対象とした性別罹患率は、研究間で相反する結果が報告されていた。

乾癬の発症年齢は明らかな二峰性分布を示していた。成人における罹患率の変動を性別ごとに見ると、発症年齢の2つのピークは男性で「30〜39歳」と「60〜69歳または70〜79歳」、女性では「18〜29歳」と「50〜59歳または60〜69歳」に分布しており、男性よりも女性の方が乾癬の発症がやや早いことが示唆された。

一方、有病率については、ほとんどの研究で60歳から70歳頃までは年齢とともに増加傾向にあり、それ以降の年齢層では減少することを報告していた。有病率の性差については研究間で一致する結果が得られていないものの、いくつかの研究において、男性の方がわずかに高いことが報告されていた。乾癬の罹患率では、米国の2件の研究を除き、世界的に安定またはわずかな減少傾向が見られたのに対し、有病率は増加傾向にあることが一致して報告されていた。

著者らは、このシステマティックレビューにおける研究間の結果の不均一性は、各研究で用いられた方法の違いが一因であると考察。「本疾患についての理解のギャップを埋めるには、標準化された方法論を用いた今後の国際共同研究や、年齢や性別による罹患率や有病率の報告が必要である」と述べている。

なお、2人の著者がAbbVie、Almirall、Amgen、BMS、Celgene、Eli Lilly、Galderma、LEO Pharma、Janssen、MSD、Novartis、Pfizer、Sandoz、Stiefel GSK、Sun Pharmaceuticals、UCB Pharmaとの利益相反(COI)に関する情報を明らかにしている。(HealthDay News 2021年2月22日)

https://consumer.healthday.com/prevalence-data-sug...


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