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妊娠中から抱っこ紐があると母乳栄養率が高まる?

breastfeeding

妊娠30週目に乳児用の抱っこ紐を与えられた母親は、産後6カ月の時点で母乳または搾乳した母乳を子どもに与える割合が高いとする研究結果が、「Pediatrics」に7月1日公表された。

出産直後に母親と児の肌を直接触れ合わせると母乳栄養の実施率が高まるとされているが、間接的な触れ合いの場合の報告は少ない。米Nurturely社(オレゴン州ユージーン)に所属するEmily E. Little氏らは、2018年2月から2019年6月にかけて、米カリフォルニア州の低所得者層の家庭訪問プログラムと共同し、妊娠30週を迎えた母親を含む両親を対象に、人間工学の観点からデザインされた乳児用の抱っこ紐の使用が、産後6カ月までの母乳栄養の実施率にどのような影響を及ぼすのかを調べるランダム化比較試験を実施した。

対象とした母親を、妊娠30週に抱っこ紐(商品名Ergobaby Omni 360 carrier)を提供し、使用方法を示す介入群(50人)と、産後6カ月(観察期間終了後)の時点で抱っこ紐を提供する対照群(50人)にランダムに割り付けた。産後6週、3カ月、6カ月の時点における母乳栄養の実施状況はオンラインで調査した。解析には二項ロジスティック回帰分析と線形回帰分析を用いた。

母乳または搾乳した母乳を児に与える割合を、介入群と対照群で比較したところ、産後6週(78%対81%、P=0.76)および3カ月(66%対57%、P=0.34)の時点では有意差は見られなかったが、6カ月の時点では介入群の方が高かった(68%対40%、P=0.02)。ただし、完全母乳栄養の実施割合には、6週(66%対49%)、3カ月(45%対40%)、6カ月(49%対26%)のいずれの時点においても両群間に有意差は認められなかった。

これらの結果を踏まえ、著者らは「出産を控えた親にこのような抱っこ紐を提供することは、産後6カ月の時点で母乳や搾乳した母乳を児に与える割合を高めるための簡便かつ効果的な介入法となり得る」と述べている。なお、今回の研究で使用した乳児用抱っこ紐は全てErgobaby社から提供を受けた。(HealthDay News 2021年6月30日)

https://consumer.healthday.com/providing-infant-ca...

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