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腎不全が多発性骨髄腫の悪化に関与か

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多発性骨髄腫(MM)患者では、腎不全を合併すると病勢進行または死亡のリスクが上昇することが、米カンザスシティ大学のGhulam Rehman Mohyuddin氏らのシステマティックレビューおよびメタアナリシスで明らかになった。詳細は、「Leukemia & Lymphoma」に1月8日掲載された。

著者らは、腎不全を合併したMM患者に関する報告の傾向を明らかにするために、MM患者を対象に実施された第3相ランダム化比較試験(RCT)のシステマティックレビューおよびメタアナリシスを実施した。PubMed、Cochrane、Web of Scienceなどのデータベースを用いた文献調査を実施し、2005~2019年に実施された123件のRCT(MM患者5万5,234例)を解析に組み入れた。腎不全に関連する適格基準の統一性、MM患者における腎不全の有病率および疾患関連アウトカムを評価した。Z検定を用いて、病勢進行または死亡のリスクを腎不全合併患者と非合併患者との間で比較した。

その結果、腎不全に関連する適格基準が明確に報告されていたRCTは68.2%(123件中84件)に過ぎなかった。これらのRCTの腎不全に関連する適格基準は統一されておらず、腎不全の重症度にかかわらず、透析患者を含む全ての腎不全合併患者を登録可能としたRCTは14.2%(84件中12件)であったのに対し、透析患者を除く全ての腎不全合併患者を登録可能としたRCTは5.9%(84件中5件)であった。

MM患者における腎不全の有病率が報告されていたRCTはわずか30%(123件中38件)であった。これらのRCTでは、腎機能正常と腎不全を判別するカットオフ値に大きなばらつきがあり、最も多く採用されていたカットオフ値は、クレアチニンクリアランス60mL/分未満(14件)、次いで血清クレアチニン2mg/dL超(11件)であった。

腎不全を合併したMM患者の病勢進行および死亡のサブセット解析について報告されていたRCTは11件であった。これらのRCTのうち、再発/難治性MM患者を対象とした6件のRCTでは、腎不全合併患者(740例)の病勢進行または死亡のリスクが非合併患者(2,407例)と比較して有意に高かった〔非合併患者を基準とした場合の腎不全合併患者における病勢進行または死亡の相対リスク(RR)1.20、95%信頼区間(CI)1.003~1.431、Z=1.99、P=0.05〕。MMの新規診断患者を対象とした5件のRCTでも同様に、腎不全合併患者(1,775例)の方が非合併患者(2,624例)よりも病勢進行または死亡のリスクが有意に高かった(同1.07、1.001~1.046、Z=1.99、P=0.05)。

著者らは、「RCTに登録された腎不全合併MM患者の経過は、再発/難治性MM患者および新規診断MM患者のいずれにおいても、非合併患者と比べて不良であった。RCTに腎不全合併患者をより多く登録し、その登録基準およびアウトカムについて常に報告するように努める必要に迫られている」と述べている。

なお、数名の著者が、ある製薬企業との利益相反(COI)に関する情報を明らかにしている。(HealthDay News 2021年1月22日)

https://consumer.healthday.com/renal-insufficiency...

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