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肉類を少なくして植物性タンパク質を多くした食事で冠動脈性心疾患のリスクが低下する可能性

mixed nuts

毎日の食事で、赤肉(牛・豚・羊などの肉。鶏肉を除く)の摂取頻度を減らし、ナッツ類、豆類、大豆製品などの植物性タンパク質の摂取頻度を増やすと、冠動脈性心疾患(CHD)のリスクが低下する可能性があることが、「The BMJ」12月2日号に掲載された論文で明らかにされた。

米ハーバード大学のLaila Al-Shaar氏らは、1986年から2016年にかけて4万3,272人の男性医療関係者を対象に実施された前向き追跡調査のデータを用いて、赤肉または植物性タンパク質を中心とした各種食品の摂取とCHD発症との関連について調べた。試験開始時の対象者の平均年齢は53〔標準偏差(SD)9.5〕歳、平均BMIは25.5(SD 3.3)であった。試験開始時に、悪性腫瘍、心筋梗塞(MI)、狭心症、冠動脈バイパス術、脳血管疾患の既往がある者を除外した。

日常の食事での各種食品の摂取頻度は、1986年の試験開始時から4年ごとに実施した半定量的なアンケートで調べた。調査対象とした食品を、未加工の赤肉(ハンバーガーパティ、牛肉、豚肉、羊肉)、加工した赤肉(牛肉や豚肉が原料のベーコン、サラミ、ソーセージなど)、および赤肉以外のタンパク質(鶏肉など鳥類の肉、魚、卵、乳製品、ナッツ類、豆類、大豆製品、全粒穀物など)に分類し、さらにナッツ類、豆類および大豆製品を植物由来タンパク質に分類した。主要評価項目は、1986年のアンケート開始時から2016年1月31日までに発症したCHD(急性の非致死的MIおよび致死的CHD)とした。Cox比例ハザードモデルを用いて、年齢、BMI、喫煙習慣など種々のリスク因子を調整し、各種食品の摂取頻度とCHD発症との関連について検討した。

その結果、102万3,872人年の観察期間中に発生したCHDは4,456件で、そのうち致死的CHDは1,860件であった。リスク因子を調整し、摂取回数が1日1食分増加した場合のハザード比(HR)を計算したところ、未加工の赤肉と加工した赤肉の合計(以下、全赤肉)で1.12、〔95%信頼区間(CI)1.06~1.18〕、未加工の赤肉で1.11(同1.02~1.21)、加工した赤肉で1.15(同1.06~1.25)となり、いずれもCHD発症と有意に関連していた。致死的CHDについて同様に計算したところ、HRは全赤肉で1.38(95%CI 1.15~1.66)、未加工の赤肉で1.29(同1.08~1.53)、加工した赤肉で1.21(同1.02~1.43)となり、CHD発症との関連はさらに強まった。赤肉を1日1食摂取する代わりに植物由来タンパク質を1日1食摂取したと仮定して計算した植物由来タンパク質のHRは、全赤肉との比較で0.86(95%CI 0.80~0.93)、未加工の赤肉との比較で0.87(同0.79~0.95)、加工した赤肉との比較で0.83(同0.76~0.91)となり、いずれもCHD発症リスクが有意に低下する結果となった。同様に、全赤肉の代わりに高脂肪/低脂肪の乳製品または全粒穀物を摂取したと仮定して求めたCHD発症リスクも有意に低下し、加工した赤肉の代わりに卵を摂取したと仮定して求めたCHD発症リスクも有意に低下した。

著者らは、「これまでの研究では、赤肉を摂取すると、植物由来タンパク質を摂取した場合よりも血中LDLコレステロールが増加するとされているが、今回の結果はそれと合致する。赤肉の摂取頻度を減らし、その代わりに植物由来タンパク質の摂取頻度を増やすことで、CHDのリスクを下げることができるのではないか」と述べている。(HealthDay News 2020年12月9日)

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