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COVID-19パンデミック下で思春期の摂食障害による入院が増加、米研究

a female\'s feet on a scale

米国で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック初期において、制限型の摂食障害による思春期の患者の入院件数が大幅に増加したことが、米ミシガン大学のAlana K. Otto氏らの調べて明らかになった。詳細は、「Pediatrics」に7月8日公表された。

Otto氏らは、COVID-19パンデミック中に、同大学と提携している米C.S. モット小児病院に制限型の摂食障害(神経性やせ症など)のために入院した思春期の患者を対象に、パンデミック前後における総入院件数や月当たりの入院件数の変化を調べた。2017年3月から2021年3月までに入院した10~23歳の患者を対象にチャートレビューを実施。月当たりの入院件数の推移については分割時系列解析を行い、患者の人口学的因子(年齢、性別、人種など)の比較にはχ2検定、Fisherの正確検定および対応のない2群についてのt検定を用いた。

その結果、パンデミック期には総入院件数が大幅に増加したことが分かった。パンデミック初期の12カ月間(2020年4月1日~2021年3月31日)における総入院件数は125件で、これは過去3年間の同時期における年間平均入院件数である56件の2倍以上であった。月当たりの入院件数は、パンデミック開始前はほぼ横ばいだったが、パンデミック開始直後の2020年4月にやや低下した後、急激かつ有意に増加した(P<0.001)。パンデミック期に入院した患者では、過去3年間の同時期に入院した患者と比べて公的医療保険の加入率が有意に低かったが(P=0.02)、初回入院時の年齢、性別、人種や民族、私的医療保険の加入率に有意差は見られなかった。

以上の結果からOtto氏は、「COVID-19のパンデミックは精神衛生に悪影響を与えるとする報告が次々なされつつあるが、今回の結果はこれと合致している。特に思春期の年代は社会の混乱による影響を受けやすく、現下のCOVID-19パンデミックによって摂食障害を来す恐れも強い」と結論。一方で、「今回の結果はむしろ控えめな数字と考えられ、問題の全体像を捕捉できているわけではない」と付言している。(HealthDay News 2021年7月16日)

https://consumer.healthday.com/restrictive-eating-...

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