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がんサバイバーではCOVID-19重症化のリスク因子が増加

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がんサバイバーでは、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の重症化のリスク因子であると考えられている合併症のリスクが高いことが、英ロンドン大学衛生熱帯医学大学院のHelena Carreira氏らの研究で明らかになった。詳細は、「EClinicalMedicine」に11月30日掲載された。

著者らは、がんサバイバーでCOVID-19重症化のリスクが高くなっている可能性について検討するコホート研究を行った。発症頻度の高い20種類のがんの既往のあるがんサバイバー群と、年齢、性別、一般診療をマッチさせたがんの既往のない対照群との間で、COVID-19重症化のリスク因子であると考えられている合併症の有病率と、インフルエンザによる入院または死亡のリスク(流行性呼吸器系ウイルス感染症の重症化の感受性マーカー)を比較した。英国のプライマリケアのデータを用いて、がんと診断されてから1年以上生存している18歳以上のがんサバイバーを抽出した。がんと診断されてから1年後および5年後の時点における合併症の有病率を評価した。ベースラインの人口統計および合併症を調整したCox比例ハザードモデルを用いて、インフルエンザによる入院/死亡のリスクの群間比較を行った。がんサバイバー群10万8,215例および対照群52万3,541例(年齢中央値67歳、四分位範囲58~76歳)を解析に組み入れた。

その結果、がんサバイバー群では、がん種によってばらつきがあるものの、がん診断から5年後の糖尿病、喘息およびその他の呼吸器系疾患、心血管系疾患、神経疾患、腎疾患、肝疾患の有病率が対照群よりもやや高く(有病率の群間差は0.3~1.8%)、肥満の有病率が対照群より低かった。全体で、インフルエンザにより入院した患者は190例、死亡した患者は15例であった(追跡期間中央値は、がんサバイバー群で4.7年、対照群で6.2年)。インフルエンザによる入院/死亡のリスクは、がんサバイバー群で対照群よりも高かった〔調整ハザード比(HR)2.78、95%信頼区間(CI)2.04~3.80〕。サブグループ解析では、血液がん患者において、診断後10年を超える期間が経過した後でもリスクが上昇していた(血液がん患者全体の調整HR 15.17、95%CI 7.84~29.35、診断後10年を超える期間が経過した血液がん患者の調整HR 10.06、95%CI 2.47~40.93)。その他のがんでは、診断後1~5年が経過した患者でリスクが高かった(調整HR 2.22、95%CI 1.31~3.74)。

著者らは、「がんサバイバーでは、がんの既往歴がない人たちよりも、COVID-19重症化に関連する複数の慢性疾患の有病率が高かった。この結果を、高リスク集団を守るための医療政策に活かすべきである」と述べている。

なお、一名の著者が、ある製薬企業との利益相反(COI)に関する情報を明らかにしている。(HealthDay 2020年12月10日)

https://consumer.healthday.com/risk-factors-for-se...

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