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COVID-19糖尿病患者の2割が入院後4週間以内に死亡――フランスの研究

COVID-19糖尿病患者の2割が入院後4週間以内に死亡――フランスの研究

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のため入院した糖尿病患者のうち、5人に1人は入院から28日以内に死亡していたというデータが、フランスから報告された。ナント大学病院(フランス)のBertrand Cariou氏、Samy Hadjadj氏らの研究によるもので、詳細は「Diabetologia」に2月17日掲載された。

同氏らは昨年5月に、COVID-19糖尿病患者の10%が入院から7日以内に死亡したとする予備的研究の結果を報告していた。今回発表された研究は、フランス国内68カ所の病院が参加した多施設共同研究として行われたもので、入院からの追跡期間を28日まで拡大しデータ解析した。

解析対象は、2020年3月10日~4月10日に入院した糖尿病のあるCOVID-19患者2,796人。平均年齢は69.7±13.2歳で、男性が63.7%を占め、BMIは中央値28.4であり、44.2%が細小血管合併症、38.6%が大血管合併症を有していた。

入院から28日以内に対象者のほぼ半数(50.2%)に当たる1,404人が退院し、入院期間は中央値9日(四分位範囲5~14日)だった。一方、約5人に1人(20.6%)に当たる577人が死亡していた。

年齢が若いことや、COVID-19罹患前のメトホルミン(血糖降下薬の一種)使用は生存退院率と関連し、反対に細小血管症を有することや、入院時の呼吸困難などは死亡リスクと関連していた。また、インスリンを使用していた患者は、使用していなかった患者よりも死亡率が有意に高かった。このほかにも、入院時の血糖値が高いほど、死亡率が高いことなどが分かった。

これらの結果について、本研究に関与していない、米ノースウェル・ヘルスで救命救急部門を指揮するMangala Narasimhan氏は、驚きを表していない。同氏は、「糖尿病患者は、明らかにCOVID-19重症化のリスクが高いグループに属する」とし、「ワクチン接種が優先されるべき対象である」と述べている。また、「血糖コントロールにより合併症を起こさないようにしておくことが、COVID-19に罹患した際の生死の違いにつながる」として、日ごろの治療の重要性を強調している。

同様に、米グレンコーブ病院で家庭医療部門を指揮するBarbara Keber氏も、「糖尿病患者はCOVID-19による入院1カ月以内に、集中治療室入室や人工呼吸管理が必要となる確率が高いことは疑いなく、死亡リスクも高い」と述べている。その背景として同氏は、「糖尿病の管理が不十分なために合併症を来した患者は、COVID-19が重症化した際に見られるのと同じような、炎症反応が亢進した状態にあると言える。よって、COVID-19罹患時に重症化のリスクが高くなりやすい」と解説する。

その一方でKeber氏は、COVID-19パンデミックから1年が経過し、この間に死亡率が低下していることに触れ、今回の報告がパンデミックの第一波で行われた研究である点は、結果解釈上の留意点だとしている。同氏によると、「パンデミック初期に試みられた治療薬の多くは、その後あまり有効でないことが分かり、現在は他の治療薬が主流になってきた」という。一例として、COVID-19治療のため積極的に使われるようになってきたステロイド薬は、副作用で血糖値が高くなりやすいものの、糖尿病患者でも同薬の使用が予後改善につながる可能性があることに触れている。(HealthDay News 2021年2月18日)

https://consumer.healthday.com/sb-2-18-a-fifth-of-...

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