統合失調症がパーキンソン病の高リスクに関連

depressed woman

統合失調症患者は、その後の人生でパーキンソン病(PD)を発症するリスクが高いことが、「Movement Disorders」1月6日に掲載の研究で示唆された。

トゥルク大学(フィンランド)のTomi Kuusimäki氏らは、統合失調症スペクトラム障害と診断された後のPDリスクを調査。地域データとしてフィンランド南西部で2004~2019年にPDの治療を受けた3,045人を、全国データとして1996~2015年にPDと確定診断された患者2万2,189人を対象とした。

その結果、PD診断前に統合失調症スペクトラム障害と診断されていた患者は、地域データでは0.76%、全国データでは1.50%だったが、年齢を一致させた対照群では、それぞれ0.16%、1.31%だった。統合失調症スペクトラム障害の診断後のPD発症のオッズ比は、地域データで4.63、全国データで1.17だった。

「PDと統合失調症では、脳のドパミン系の正反対の変化が関連していることから、1人の患者で両疾患が生じるのは稀だと思われていた。今回の研究は、その一般的概念を変えるものだ」とKuusimäki氏は述べている。(HealthDay News 2021年2月1日)

https://consumer.healthday.com/schizophrenia-tied-...

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