See What HealthDay Can Do For You
Contact Us

糖尿病足病変スクリーニングで17%に心房細動を発見

stretching foot

糖尿病足病変のスクリーニング方法をわずかにアレンジするだけで、心房細動を同時に検出できる可能性を示す研究結果が報告された。脈拍触知を含む足病変スクリーニングを受けた糖尿病患者の17%に、未診断の心房細動が認められたという。ヨーロッパ大学キプロス校のIlias Kanellos氏らが、欧州心臓病学会主催オンライン会議(EHRA2021、4月23~25日)で発表した。

この研究の対象は、糖尿病患者に対して年1回実施されている足病変のスクリーニングを受けた患者300人。平均年齢60歳で、男性が180人だった。スクリーニングは、下肢の脈拍触知の際に脈の不整の評価や、ドプラーエコーによる所見検出のトレーニングを受けた、足病治療専門スタッフ(podiatrist、podologist)が行った。

その結果、51人(17%)に未診断の心房細動が発見された。男性と女性とで、その割合に差はなかった。心房細動が認められた患者に対しては、心臓専門医を受診して心電図検査を受けることが指示された。

糖尿病は心房細動の独立した危険因子として知られ、糖尿病患者の心房細動有病率は、非糖尿病者の2倍以上とされている。心房細動があると脳卒中のリスクが約5倍高くなる可能性があり、それに対する抗凝固薬による予防的治療が必要。

Kanellos氏は、「われわれの研究では、糖尿病患者の6人に1人が未診断の心房細動を有していることが判明した。足病変スクリーニング目的での脈拍触知の際に、脈の不整も評価することで、その後の脳卒中予防のための治療につなげられる」と述べている。また、足病変のスクリーニングと同時に施行できることや、簡便かつ迅速で低コストという特徴を強調し、「このスクリーニングによって糖尿病患者の脳卒中を抑止し、生活の質(QOL)の維持に貢献できるのではないか」と期待を示している。

なお、学会発表された研究結果は通常、査読を受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。(HealthDay News 2021年5月12日)

https://consumer.healthday.com/simple-foot-exam-ids-undiagnosed-atrial-fibrillation-in-diabetics-2652817701.html

Press Release

More Information

Physician's briefing japanese