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スマートフォンアプリでMSの機能障害度を把握

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Adobe Stock

スマートフォンのアプリケーション(アプリ)により、多発性硬化症(MS)の機能障害について信頼性のある臨床的に重要なデータが得られることが、「Multiple Sclerosis Journal」に7月14日掲載された研究において明らかにされた。

スマートフォンのセンサーに基づく検査を行うことで、MS患者の機能的能力をより客観的に測定することが可能である。ヴァルヘブロン大学病院(スペイン)のXavier Montalban氏らは、MS群76人および非MS群(対照群)25人において、3つのドメイン(認知、上肢機能、歩行およびバランス)をリモートで測定できるよう設計されたスマートフォンアプリ「Floodlight Proof-of-Concept(PoC)」の性能特性を24週間にわたって検討した。各ドメインを、スマートフォンを用いたアクティブテストとパッシブモニタリングにより評価した。級内相関係数(ICC)により再検査信頼性を、年齢または性別を調整したスピアマンの順位相関を用いてアプリの検査機能と臨床的尺度、MRI測定値との相関を調べた。

その結果、検査全体で、対照群のICC(2, 1)は不良~良好(0.40~0.85)であったのに対し、MS群のICC(2, 1)は中等度~良好(0.61~0.85)であった。各ドメインの全ての検査(静的バランスを除く)において、アプリの検査機能とドメイン固有の標準的な臨床的尺度との間に有意な相関が認められた〔認知(r=0.82、P<0.001)、上肢機能(|r|=0.40~0.64、全てP<0.001)、歩行およびバランス(r=-0.25~-0.52、全てP<0.05)〕。また、ほとんどの検査において、総合障害度評価尺度、29項目の多発性硬化症影響スケールの項目またはサブスケール、正規化された脳体積との相関が認められた。

著者らは、「このアプリによって収集された機能に関するデータの時間分解能の高さと多次元特徴空間は、臨床医が行う評価では容易に区別できないほどに微細な、疾患に関連する可能性のある情報を捉える能力を秘めている」と述べている。

なお、数名の著者はF. Hoffmann-LaRocheなどのバイオ医薬品企業との利益相反(COI)に関する情報を明らかにしている。(HealthDay News 2021年8月12日)

https://consumer.healthday.com/smartphone-app-can-...

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