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「太っていても運動をすれば健康になる」という説に異議あり

overweight person

運動しても、過体重や肥満による心血管疾患(CVD)リスクは相殺されないとする研究論文が、「European Journal of Preventive Cardiology」に1月26日掲載された。

アルカラ大学(スペイン)のPedro L. Valenzuela氏らは、「太っていても運動をすれば健康になる」という理論が正しいかどうかを確かめるべく、BMIのカテゴリー、運動量および主要なCVDリスク因子の保有率が、互いにどのように関連しているかを評価する観察研究を行った。BMIのカテゴリーは、正常体重(BMI 20.0~24.9)、過体重(同25.0~29.9)および肥満(同30.0以上)の3つとした。主要なCVDリスク因子は、高コレステロール血症、高血圧および糖尿病の3因子とした。民間保険に加入している52万7,662例(女性32%、平均年齢42.3±9.4歳、平均BMI 26.2±4.3)を解析の対象者とした。

余暇の運動量を、自己申告に基づき、「運動習慣なし」(中強度または強度の運動をしない)、「推奨基準未満の運動習慣あり」(中強度の運動を週150分未満または強度の運動を週75分未満)、および「推奨基準以上の運動習慣あり」(中強度の運動を週150分以上および/または強度の運動を週75分以上)に分類した。ロジスティック回帰を用いて、診察日、参加者の自宅住所、年齢、性別、喫煙などの変数を調整し、BMI、運動量およびCVDリスク因子の保有率が互いにどのように関連しているかを評価した。

BMIカテゴリー別の対象者の割合は、正常体重群が約42%、過体重群が約41%、肥満群が約18%であった。運動量別の割合は、「運動習慣なし」63.5%、「推奨基準未満の運動習慣あり」12.3%、「推奨基準以上の運動習慣あり」24.2%であった。CVDリスク因子の保有率は、高コレステロール血症30%、高血圧15%、糖尿病3%であった。

3つのBMIカテゴリーそれぞれの中において、「推奨基準以上の運動習慣あり」または「推奨基準未満の運動習慣あり」と「運動習慣なし」を比較したところ、全てのCVDリスク因子について、運動による予防効果が確認された。特に糖尿病と高血圧の予防効果は顕著であり、運動量が多いほど効果が大きくなっていた。ところが、今度はBMIカテゴリーの間で比較を行ったところ、過体重群・肥満群では、運動量の程度がどうであろうと、CVDリスクは正常体重群より高かった。つまり、過体重または肥満であれば、運動量が推奨基準未満であっても以上であっても、CVDリスクを相殺することはできない、という結果となった。これらの結果は男女別に解析しても同様であった。

共著者の一人は、「運動を生活習慣に組み入れると過体重や肥満による悪影響は完全に消し去ることができるという考え方があるが、われわれとしては、本研究の結果から、これに異議を唱えたい」と述べている。(HealthDay News 2021年2月2日)

https://consumer.healthday.com/study-refutes-fat-b...

Abstract/Full Text

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