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米国で肥満者の糖尿病スクリーニング対象年齢を35歳に引き下げ

blood samples

米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、過体重者(BMI25以上30未満)と肥満者(同30以上)の糖代謝異常スクリーニング対象年齢を35~70歳とするとの推奨を発表した。従来の40歳からの推奨に比べて、より早期からのスクリーニングを呼び掛けている。推奨事項の詳細は、「Journal of the American Medical Association(JAMA)」8月24・31日号に掲載された。

この推奨の根拠となったのは、米ノースカロライナ大学チャペルヒル校のDaniel E. Jonas氏らが行ったシステマティックレビューとメタ解析の報告。2021年5月21日までに公表された研究報告を対象とするシステマティックレビューにより89報の研究報告を抽出。研究参加者数は計6万8,882人。このうち、計2万5,120人を対象とする2件のランダム化比較試験では、10年以内の全死亡リスクおよび原因別の死亡リスクについて、スクリーニング群と対照群の間に有意差は認められなかった。しかし、メタ解析からは、過体重や肥満者では、生活習慣への介入により糖尿病の新規発症が抑制され、BMIや血圧などの指標にも、スクリーニングによる有意な効果が認められた。

この研究結果に基づきUSPSTFは、「35~70歳の過体重/肥満者に対する糖尿病前症と2型糖尿病のスクリーニングおよび予防的介入、または介入を行え得る施設への紹介を推奨できる」と結論付けた。推奨レベルは「B」で、中等度のベネフィットがあるという高い確実性がある、または中等度から高度のベネフィットがあるという中程度の確実性があるという位置付け。

従来の推奨との大きな違いは、スクリーニングの開始年齢が40歳以上から35歳以上へと5歳引き下げられた点。なお、スクリーニングの頻度については、「糖代謝が正常な成人に対するスクリーニング頻度に関する明確なエビデンスはない」としながらも、3年ごとが適切と記している。

USPSTFのメンバーである米ハワイ大学のChien-Wen Tseng氏は声明の中で、「臨床医が過体重や肥満成人に対して糖尿病前症および2型糖尿病をスクリーニングすることで、糖代謝異常に起因する健康上の深刻な合併症を防ぐことができる。適切なスクリーニングを行うことは、糖尿病を早期に発見して治療介入するための機会となり、人々の全身的な健康状態を改善することにつながる」と述べている。(HealthDay News 2021年8月24日)

https://consumer.healthday.com/uspstf-recommends-p...

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