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炎症性腸疾患の女性患者では産児数が減少

炎症性腸疾患の女性患者では産児数が減少

炎症性腸疾患(IBD)の女性患者では産児数が減少していることが、County Hospital Ryhov(スウェーデン)のEmma Druvefors氏らの研究で明らかになった。詳細はJournal of Crohn's and Colitis」9月19日オンライン版に掲載された。

著者らは、1964~2014年に2回以上IBDと診断され、診断時年齢が15~44歳であった女性患者2万7,331例をスウェーデンのNational Patient Registerから特定し(IBDコホート)、これらと年齢をマッチさせたIBDを発症していない13万1,892例の女性(IBDコホートの約5倍)を一般集団から抽出し(対照コホート)、Cox回帰分析により両コホートの産児数を比較した。

その結果、1,000人年当たりの産児数は、対照コホートでは1.62〔標準偏差(SD)1.28〕であったのに対し、IBDコホートは1.52(SD1.22)と有意に少なかった(P<0.001)。また、対照コホートの産児数を1とした場合のハザード比(HR)は、クローン病(CD)で0.88〔95%信頼区間(CI)0.85~0.91〕、分類不能型IBD(IBD-U)で0.86(同0.83~0.89)、潰瘍性大腸炎(UC)で0.96(同0.93~0.98)と、全ての病型で産児数が減少していた。CD患者の産児数は、1984年以降ほぼ一定であった(HRは0.90から0.92の間)が、UCとIBD-U患者の産児数は1964年から2014年にかけ増加していた。IBDの診断後に出産した患者の割合(パリティ拡大率)は、診断前の産児数が0または1の場合は、UC患者と対照コホートで同程度であったが、産児数が2以上となると、UC患者で対照コホートよりも低くなった。CD患者およびIBD-U患者のパリティ拡大率は対照コホートよりも低く、特にCD患者では、診断前の産児数が1である場合のオッズ比(OR)が0.71(95%CI 0.64~0.79)、2以上の場合も0.64(同0.53~0.76)と低かった。IBDの全ての病型において、産児数は、IBDの重症度が高くなるほど減少し、また腸切除の実施回数が増えるほど減少した。CD患者では、肛門周辺の病変が存在しない場合のHRは0.90(95%CI 0.87~0.93)であったのに対し、存在する場合はHRが0.75(同0.69~0.82)となり、産児数が減少することが判明した。避妊法(経口避妊薬、膣・子宮内ホルモン剤など)の使用頻度を見たところ、UC患者とIBD-U患者で経口避妊薬の使用が診断後にわずかに減少したものの、全ての病型で、IBDの診断前および診断後も対照コホートより使用頻度が高かった。

著者らは、「産児数の減少は主にCDとIBD-Uの患者で認められたが、これらに比べるとUC患者では産児数の減少は顕著ではなかった。また、UCとIBD-U患者の産児数は近年になるにつれ増加していた。IBD患者で避妊法の使用頻度が高かったこと、および診断前の産児数が多かったUC患者では診断後の産児数が少なかったことは、IBDコホートにおける産児数の減少に意図的な要因(妊娠による病状悪化に対する懸念など)が絡んでいることが反映されている可能性がある」と述べている。(HealthDay News 2020年9月25日)

https://consumer.healthday.com/gastroenterology-6/...

Abstract/Full Text

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